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4級の暗唱検定用長文(2)  2016年3月30日  No.2561
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■4級の2 天地初めて発(ひら)けし時(古事記)

 【1】天地あめつち初めてはじ  ひらけしとき高天たかまはらりませるかみは、あめ御中みなかぬしかみ次につぎ たかかみ次につぎ かむかみ。この三柱みはしらかみは、みなひとりがみ成りな まして、かくしたまき。
 【2】次につぎ くに稚くわか 浮かべるう  あぶら如くごと して水母くらげなすただよへるときに、あしかびのごと騰るあが もの因りよ 成りな ませるかみは、宇摩うまぢのかみ。【3】次につぎ あめとこたちかみ。この二柱ふたはしらかみもまたひとりがみ成りな まして、かくしたまき。
 【4】つぎりませるかみは、くにとこたちかみつぎとよ雲野くものかみ。この二柱ふたはしらかみもまた、ひとりがみ成りな まして、かくしたまき。【5】つぎれるかみは、かみ次につぎ いもかみ次につぎ つのぐいかみ次につぎ いもいくぐいかみ二柱ふたはしら。【6】次につぎ 能地のぢかみ次につぎ いもおおかみつぎかみ次につぎ いもかみ次につぎ 那岐なきかみ次につぎ いもかみ
 【7】ここにあまかみもろもろみことちて、那岐なきみことみこと二柱ふたはしらかみに「この漂へるただよえ くに修めおさ つくかたせ。」とりて、あめぼこ賜ひたまいて、ことさしたまき。【8】かれ二柱ふたはしらかみあめ浮橋うきはし立たした  て、そのぼこ指しさ 下しおろ きたまば、しおこをろ お こをろ お して、引き上げひ あ たまときに、そのほこさきより垂りしたた 落つるしおかさなりもりてしまりき。【9】これ、しまなり。そのしま天降りあまくだ まして、あめはしら見立てみた 八尋やひろ殿どの見立てみた たまき。

古事記こじき

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