次の方が、暗唱検定5級の約3000字6分の暗唱に合格しました。
おめでとうございます。
ああくた さん 小3 男 神奈川県 木 いのこ先生
けすうゆ さん 小3 男 神奈川県 寺オン生徒
らあお さん 小3 女 神奈川県 土 じゅん先生
らおい さん 小3 男 東京都 金 たこ先生
らゆに さん 小3 男 東京都 月 よここ先生
りらゆ さん 小4 女 神奈川県 金 ささみ先生
暗唱検定用の長文は、下記のページに掲載されています。
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■5級の暗唱長文
【1】
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ
夏ノ
暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ
瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテ
ヰル
一日ニ
玄米四合ト
味噌ト
少シノ
野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
【2】
野原ノ
松ノ
林ノ
蔭の
小サナ
萓ブキノ
小屋ニ
ヰテ
東ニ
病気ノコドモアレバ
行ッテ
看病シテヤリ
西ニツカレタ
母アレバ
行ッテソノ
稲ノ
朿ヲ
負ヒ
南ニ
死ニ
サウナ人アレバ
行ッテコ
ハガラナクテモイ
ヽトイ
ヒ
北ニケン
クヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイ
ヒ
【3】ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイ
フモノニ
ワタシハナリタイ
(「
雨ニモマケズ」
宮沢賢治)
【4】
小諸なる
古城のほとり
雲白く
遊子悲しむ
緑なすはこべは
萌えず
若草も
藉くによしなし
しろがねの
衾の
岡辺 日に
溶けて
淡雪流る
【5】あた
ゝかき
光はあれど
野に
満つる
香も
知らず
浅くのみ
春は
霞みて
麦の
色わづかに
青し
旅人の
群はいくつか
畠中の
道を
急ぎぬ
【6】
暮行けば
浅間も
見えず
歌哀し佐久の
草笛
千曲川いざよ
ふ波の
岸近き宿にのぼりつ
濁り酒濁れる
飲みて
草枕しばし
慰む
(「
小諸なる
古城のほとり」
島崎藤村)
【7】
昨日またかくてありけり
今日もまたかくてありな
む
この
命なにを
齷齪 明日をのみ
思ひわづら
ふ
【8】いくたびか
栄枯の
夢の
消え残る谷に
下りて
河波のいざよ
ふ見れば
砂まじり
水巻き帰る
【9】
嗚呼古城なにをか
語り 岸の
波なにをか
答ふ
過し
世を
静かに
思へ 百年もきの
ふのごとし
千曲川柳霞みて
春浅く水
流れたり
たゞひとり
岩をめぐりて この
岸に
愁を
繋ぐ
(「
千曲川旅情の
歌」
島崎藤村)
【1】
春眠暁を
覚えず
処処啼鳥を
聞く
夜来風雨の
声
花落つること
知る多少
(「
春暁」
孟浩然)
【2】
国破れて
山河在り
城春にして
草木深し
時に
感じては
花にも
涙を
濺ぎ
別れを
恨んでは
鳥にも
心を
驚かす
【3】
烽火三月に
連なり
家書万金に
抵る
白頭掻けば
更に短く
渾て
簪に
勝へざらんと
欲す
(「
春望」
杜甫)
【4】
物に
本末あり、
事に
終始あり。
先後する
所を
知れば、
則ち
道に
近し。
【5】
古の
明徳を
天下に
明らかにせんと
欲する
者は、
先ずその
国を
治む。その
国を
治めんと
欲する
者は、
先ずその
家を
斉う。【6】その
家を
斉えんと
欲する
者は、
先ずその
身を
修む。その
身を
修めんと
欲する
者は、
先ずその
心を
正しくす。【7】その
心を
正しくせんと
欲する
者は、
先ずその
意を
誠にす。その
意を
誠にせんと
欲する
者は、
先ずその
知を
致す。
知を
致すは
物に
格るに
在り。
【8】
物格って
后知至る。
知至って
后意誠なり。
意誠にして
后心正し。
心正しくして
后身修まる。
身修まって
后家斉う。
家斉いて
后国治まる。
国治まって
后天下平らかなり。
【9】
天子よりもって
庶人に
至るまで、
壱是に
皆修身をもって
本と
為す。その
本乱れて
末治まる
者は
否ず。その
厚うする
所の
者薄うして、その
薄うする
所の
者厚きは、
未だこれ
有らざるなり。
(「
大学」)
【1】
春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく、
山ぎは少しあかりて、
紫だちたる
雲の
細くたなびきたる。
【2】
夏は
夜。
月のころはさらなり。やみもな
ほ、ほたるの
多く飛びちが
ひたる。また、ただ
一つ
二つなど、ほのかにうち
光りて
行くも
をかし。
雨など
降るも
をかし。
【3】
秋は
夕暮。
夕日のさして
山の端いと
近うなりたるに、
烏の
寝どころへ
行くとて、
三つ
四つ、
二つ
三つなど
飛びいそぐさ
へあ
はれなり。【4】まいて
雁などのつらねたるが、いと
小さく見ゆるはいと
をかし。
日入りはてて、
風の音、
虫の
音など、はたい
ふべきにあらず。
【5】
冬はつとめて。
雪の
降りたるはい
ふべきにもあらず。
霜のいと
白きも、またさらでも、いと
寒きに、
火などいそぎおこして、
炭もてわたるもいとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の
火も
白き灰がちになりてわろし。
(「
枕草子」
清少納言)
【6】「
天は
人の
上に
人を
造らず
人の
下に
人を
造らず」と
言えり。されば
天より
人を
生ずるには、
万人は
万人みな
同じ
位にして、
生まれながら
貴賤上下の
差別なく、【7】
万物の
霊たる
身と
心との
働きをもって
天地の
間にあるよろずの
物を
資り、もって
衣食住の
用を
達し、
自由自在、
互いに
人の
妨げをなさずしておのおの
安楽にこの
世を
渡らしめ
給うの
趣意なり。【8】されども
今、
広くこの
人間世界を
見渡すに、かしこき
人あり、おろかなる
人あり、
貧しきもあり、
富めるもあり、
貴人もあり、
下人もありて、その
有様雲と
泥との
相違あるに
似たるはなんぞや。【9】その
次第はなはだ
明らかなり。『
実語教』に、「
人学ばざれば
智なし、
智なき
者は
愚人なり」とあり。されば
賢人と
愚人との
別は
学ぶと
学ばざるとによりてできるものなり。
(「
学問ノススメ」
福沢諭吉)
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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