誰でも、大きな喜びがあったらいいと思っています。
しかし、大きな喜びの裏側には、そこに至るまでの大きな苦しみがあります。
大きな苦しみの必要のない喜びは、小さな喜びでしかありません。
投資の世界では、ハイリスク・ハイリターンということが言われます。
ローリスク・ハイリターンというのは、本来ないのです。
しかし、例えば賭け事のようなことでも、投下資金が無限にあると仮定すれば、負けは絶対にありません。
負けても、その負けた分だけ賭け続ければ、必ずいつかは確率的に勝つから、勝ちしかないのです。
喜びと苦しみの場合も、これがヒントになります。
喜びがもたらされたときは、そのまま素直に嬉しいと思えばいいのです。
そのかわり、その途中の苦しい時期を、苦しいと思わずに面白いと思っていればいいのです。
すると、人生は、喜びと苦しみの繰り返しではなく、嬉しいと面白いの繰り返しになります。
今の社会では、子供も大人もさまざまなストレスに取り囲まれています。
子供は、本来楽しく生きるようにできています。
それを、周囲の大人が暗い顔をして、子供にもその暗さに付き合わせようとしてはいけません。
まず、自覚のできたお父さんとお母さんから、明るく楽しく生きていく必要があります。
そして、苦しいことがあったら、それを面白いと思えばいいのです。