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分離の教育から統合の教育へ  2018年4月28日  No.3292
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 ちょうど天外伺朗さんの本が届いたので、今日は午後、その本を読んでいました。
 天外さんの言う「世界は分離から統合へと向かっている」ということは、私もうすうす感じていました。

 教育についても、これまでの主流は分離の教育でした。
 社会に出たあとに特に役立つわけでもない煩瑣な知識をなぜ詰め込むのかというと、それは子供のためというよりも、むしろ評価のためでした。
 なぜ評価が必要なのかというと、評価による差をつけて、限られた資源を傾斜配分する必要があったからです。
 その限られた資源とは、いい教材、いい先生、いい教育環境という資源です。

 しかし、インターネットによる情報のオープン化によって、それらの資源は既にありあまるものになりつつあります。
 これまでの教育は、いかによいものを吸収するかということでした。
 しかし、吸収が誰にとっても制約でなくなった時代において、大事なことは吸収よりもむしろ創造になります。

 では、創造を伸ばすために必要なものは何かと言えば、それは、自由な精神を持った友達と、自由な創造を許容する空間なのです。
 教育において、最も価値あるものは、いい教材でも、いい先生でも、いい学校でもなく、いい友達集団と過ごした長い時間ということになっていくのだと思います。

 そういう観点で、今の少人数オンラインクラスを運営していきたいと思っています。
 そして、その子たちが成長して大きくなったあとも、ときどき那須の合宿所で同窓会をするのです(笑)。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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教育論文化論(255) 

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森川林 20180428  
 子供の教育を考えるには、これからの世の中がどういう世の中になるかを考える必要があります。
 これからの世の中は、今よりももっとよい世の中になります。
 そのよい見通しを前提に、よりよい世の中で生きる子供を育てて行く必要があるのです。
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