小学1年生は、学校生活の出発点になるので、まず大きな方針を決めることが大事です。
大事なことは三つあります。
第一は、小学校前までのよい習慣を止めないことです。例えば、幼児のころに読み聞かせの習慣があれば、それは小学生になっても続けていくべきです。
第二は、広く浅く満遍なく、いろいろなことに少しずつ取り組むというのは、あまりよいやり方ではありません。中心になるものを一つ決めておき、その余力でほかのことも取り組むようにすることです。
第三は、長く続けられるものを一つ見つけるようにするということです。ときどき、小1でこれをやって、小2であれをやって、小3でああして、小4でこうして、という考え方をする人がいますが、細切れの習い事ではそこそこのものしか身につきません。
さて、習い事はたくさんありますが、柱になるものはやはり知的なものです。芸術や音楽やスポーツももちろんいい習い事ですが、これは多くの人にとって柱になるものではありません。なぜかというと、将来の社会は、芸術や音楽やスポーツも含めて、あらゆる面で知的なものが要求されるようになるからです。例えば、現代社会で絵画をかこうと思えば、ほとんとの場合コンピュータグラフィックスとの関わりは避けられません。それは、音楽も、スポーツも、同じです。技術や感性や体力と同じぐらい知性が要求されるようになってきます。あらゆるものが知的なものをベースにして成り立つというのが未来の社会だからです。
(つづく)
構成図
記事のもととなった構成図です。
音声入力
構成図をもとに音声入力した原稿を2倍速にしたものです。
2倍速
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
コメント欄
コメントフォーム
低学年から学力の基礎を作る
受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)
電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)●Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」