1月からの自習の仕方で保護者の皆様にお手紙を差し上げました。その件で、多くのお問い合わせやご相談がありました。
いちばん多かったのが、「10分間読んだけど、覚えられない」というものでした。
そういうときは、覚えられなくてかまいません。それでいいです。「よく読めたね。えらいね」でおしまいにしてください。
決して、できるまでやらせようとしないでください。これは、すべての勉強のさせ方につながる大事なコツです。子供にがんばらせる人は、勉強のさせ方の下手な人です(笑)。
なぜ、すぐにできないかというと、第一に、初めてする勉強なので慣れていないからです。第二に、子供が心の中で、難しくて無理そうだと思っているからです。第三に、保護者自身が、心の中で同じように難しくて無理なのではと思っているからです。
通学の教室でも、最初は同じでした。子供たちは全員、「えー! そんなのできないよ」という反応でした。しかし、教える先生の側が自分で実際に数ヶ月やって確信を持っているので、「大丈夫、やってごらん」という対応でしたので、すぐにできるようになりました。ただし、柔軟性のある低学年の子の方がすぐにできるようになり、大きい子ほど心のブレーキが強いようでした。
今回の暗唱は、決して無理な内容ではないので、どの子もすぐにできるようになるはずです。
子供にやらせると同時に、保護者のみなさんも暗唱の勉強を一緒にやってみると納得できると思います。頭がよくなっていく実感があります。
大人の場合は、子供の読んでいる長文では興味がわかないと思うので、自分の好きな詩集などで暗唱の練習をしてみてもいいと思います。
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