ひらがなばかりで漢字を書く子がいます。
男の子に多いのですが、漢字で書けないわけではなく、漢字で書くのに時間がかかり面倒だからひらがなで書くということです。
これを、「習ってる漢字は全部使って書くように」とか、「辞書を引きながら書くように」とかいう形で指導すると、書くスピードが落ちるので嫌がります。
どうしたらよいかと言うと、漢字で書けそうなところはふりがなを振るような形で小さい字でマス目の横に書いておくといいのです。
作文を一通り書き終えた段階で、その原稿をgoogleドキュメントの音声入力で読み上げます、。
すると、ほとんどのふりがなの部分は正しい漢字に直るので、それを見ながら作文を漢字の部分を書き直すのです。
このように、作文を書く作業と漢字を書く作業を分けて行えば負担はなくなります。
両方を一度にやろうとするから、面倒に思ってしまうのです。
作文だけを先に書き、漢字に直す作業をあとでまとめてやるようにすると、次第に最初から書けそうな漢字は漢字で書くようになります。
子供の勉強をしやすくするために、ITの技術をどんどん利用していくと良いと思います。
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コメント欄
男の子は、概して面倒くさがり屋です。
だから、作文を書くついでに、漢字を使って、ていねいに書くようにして、姿勢も正しくなどといろいろなことを要求すると、すごく嫌がります。
それは、いろいろなことを同時にやらせようとするからです。
作文を書くときは作文だけに集中させ、漢字を書く練習はそのあと別にやっていけばいいのです。
面倒なことを嫌がるというのは、物事を能率よく済ませたいという気持ちの表れです。
だから、むしろその気持を生かす工夫をしていくといいのです。
もし逆に親の力で、面倒なことを面倒なままさせようとすると、だんだんと形だけのやり方をするようになります。
長い時間をかけて、ただ書き写すような紅鏡をしている子は、そういう形だけの勉強に慣れてしまった子です。
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