子供が学校ごっこをするとき、やりたがるのは生徒役ではなく先生役の方です。
普段、生徒だから飽きているのかもしれませんが、先生の方が主役に近い感じがするからです。
だとしたら、普段の勉強も、先生役としてやってもらえばいいのです。
もちろん、大人数でみんなが先生役をやったらわけがわからなくなりますから、全員が順番に先生役をやれるような人数でです。
教えてあげることと、教えもらうことと、どちらが楽しいかと言えば、教えてあげる方です。
これは、家庭での親子関係でも同じです。
普通、親が教える役で、子供は教わる役です。
すると、親の方は、つい熱心になって教えすぎてしまうことがあるのです。
本当は、子供は自分で考えて、「やっとわかった」と言いたいのですが、親が熱心に教えると、自分の力でわかる前に、人にわからされてしまうのです。
そういう勉強は、能率がよいように見えても楽しくはありません。
小学校低中学年のころに親に教えられすぎると、子供は小学4、5年生のころから、親に教えてもらうことを嫌がるようになります。
それは、自分で苦労してわかりたいという気持ちがわいてくるからです。
だから、親や先生は、子供がまだ小さいころから、教えるのを途中で止めることを学ぶ必要があります。
すぐに簡単に教えられることでも、「うーん、どうしたらいいんだろうねえ」と一緒に悩んであげるのです。
少人数クラスでは、みんなが先生役ができます。
そのときの本当の先生の役割は、これまでの教える先生の役割と少し違ってくるのです。
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●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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これからの勉強の仕方は、子供が、教わる役ではなく教える役をするような形になります。
その方が勉強が楽しいし、理解もより深まるからです。
そのために必要になるのが、少人数で学び合う仕組みなのです。
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