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ゴールデンウィーク那須の家族キャンプ5月4日  2019年5月5日  No.3707
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△温泉(ゆぜん)神社にカタクリの花が咲いていいました。

 4日は、朝方の暗唱と作文のあと、川遊びに出かけました。
 那珂川の下流ですが、水はきれいです。
 浅瀬のところが多いので、子供たちでも安心して遊べます。
 子供専用のマス釣りもできるようでした。

 水に入ってみましたが、5月では水はまだ冷たいので、泳ぐわけにはいきません。
 しかし、夏には、ここで水に入って遊ぶことができると思います。

 自然の中での遊びは、この河原と、昨日の草原の両方でたっぷり楽しめそうです。
 子供たちは創造的ですから、長い間いると、だんだんと個性的に自然の中で遊ぶようになります。
 そのためには、やはり気の合った友達がいることが大事ですから、Zoomでの友達関係などを生かしていくといいと思いました。

▽木のトンネルを抜けて、また川遊びに。


▽底が見えるきれいな川です。


▽浅いので安全です。


▽しかし、冒険する子も。


▽夏のような雲でした。


▽河原での遊びのあとは、また田んぼみちを合宿所へ。



 温泉(ゆぜん)神社は、「平家物語」の那須与一の話に出てくるところです。
 暗唱検定の4の2級の一部に載っています。
====
 ごろすことおかりければ、うみ一段いったんばかりうちれたれども、なおうぎのあはひわい七段ななだんばかりはあるらんとこそえたりけれ。ころは二月にがつ十八日とおかあまりようかの、とりこくばかりのことなるに、りふし北風ほくふうはげしくて、いそなみたかかりけり。ふね揺りゆ 漂へただよえば、おうぎくしさだまらずひらめいたり。おきには平家へいけふね一面いちめんならべて見物けんぶつす。くがには源氏げんじ、くつばみをならべてこれをる。いづれもいづれもれならずといことぞなき。


 与一よいちをふさいで、「南無なむ八幡大菩薩はちまんだいぼさつ、わがくに神明しんめい日光権現にっこうのごんげん宇都宮うつのみや那須なすの湯泉大明神ゆぜんだいみょうじん願はねがわくはあのおうぎのまんなかさせてばせたまこれを射損いそんずるものならば、ゆみ自害じがいして、ひとふたたおもて向かふむこうべからず。いま一度いちど本国ほんごく迎へむかえんとおぼしさば、このはづさせたまふたもうな」こころうち祈念きねんして、見開みひらいたれば、かぜすこよわり、おうぎよげにぞなつたりなったりける。与一よいちかぶら取つとってつがよつぴいてよっぴいてひやうひょうはなつ。小兵こひょうといぢやうじょう十二束じゅうにそく三伏みつぶせゆみつよし、うらひびくほど長鳴りながな して、あやまたずおうぎかなめぎは一寸いっすんばかりおいて、ひいふつひいふっとぞ射切ついきったる。かぶらうみりければ、おうぎそらへぞあがりける。しばしは虚空こくうにひらめきけるが、春風しゅんぷうひともみふたもみもまれて、うみさつさっとぞ散つちったりける。夕日せきじつかがやいたるに、皆紅みなぐれないおうぎだしたるが、白波しらなみうえ漂ひただよいきぬしずみぬられければ、おきには平家へいけふなばたをたたいてかんじたり。くがには源氏げんじえびらをたたいてどよめきけり。
====
 こういう背景を知っていると、神社を見るときの印象も違ってきます。
 今回は、子供たちを連れていきませんでしたが、高学年の生徒は、遊びよりもこういう勉強的なことの方が面白く思うかもしれません。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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合宿(14) 

 コメント欄

森川林 20190506  
 ゴールデンウィークの那須家族キャンプは、大人子供含めてのべ87名の参加で無事終了しました。
 参加された方、お手伝いくださった方、カバーしてくださった方、ありがとうございました。

 今回のゴールデンウィークの6日間のキャンプの経験から、夏休みの読書作文勉強キャンプの詳細も一部調整することにしました。
 勉強の時間は、当初予定していたよりも長くし、午前中勉強、午後外出、夕方勉強+自由というような形にしていきたいとい思います。
 勉強も、みんなでやると、友達との交流のような感じでできるので、ある程度長時間にしても苦にならないようでした。

 また、ひとりでは那須塩原駅まで来られない子も多いので、マイカーによる参加、オプション引率による参加なども組み合わせていく予定です。
 それに伴い、集合と解散の時間も、当初よりも早めにします。(詳細は追ってお知らせします。)

 今回、参加してくださったご家族は、全員マイカーによる参加でした。
 合宿所の周辺は、那須の観光地の中心部なので、遊ぶところがたくさんあります。
 ご家族のレジャーと組み合わせて、午前中の勉強と夜の宿泊のみ参加するというような形態も考えられると思います。

 キャンプの面白さは、同じ釜の飯を食うところと、同じ部屋のベッドで寝泊まりするところにあります。
 人間どうしですから、ぶつかり合うこともありますが、長い目で見ればそれも子供たちの貴重な経験になります。
 また、短期間では仲が悪くなることがあっても、長期間一緒にいれば必ず仲はよくなります。
 そういう密度の濃い経験をする機会になればいいと思っています。



nane 20190506  
 今年の夏休みの那須キャンプは、午前中の暗唱の勉強の中に、平家物語の那須与一約300字分を入れようかと思っています(ただし自由参加)。
 この部分は、文章のリズムがいいのはもちろんですが、何よりも内容に感動があります。
 その暗唱のあと、温泉(ゆぜん)神社に行くと、何か感じるものがあると思います。
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