受験作文コースの課題は、難しさのレベルは通常の感想文課題と変わりませんが、合格できる作文を書こうと思うと、子供も簡単には書けなくなります。
普段の作文と同じようにお父さんやお母さんに取材をして話し合うときも、お父さん、お母さんも話に熱が入るので。子供はそれを十分に気まとめることができなくなることがあります。
すると、そういう作文を提出して、果たして試験までに作文を書く力がつくのかと心配されるお母さんお父さんもいると思います。
ここで大事なことは、受験勉強は、6年生の今の時期から実力をつけて取り組むものではなく、現在すでにある実力をもとにして合格する作文を書いていく勉強だということです。
作文の力は他の教科の勉強の力と違い、半年や1年で目に見えて上達するということはありません。
もちろん、読書好きな子が先生のアドバイスによって見違えるほど上手になるということはありますが、それはもともとあった実力が開花していなかったということであって、多くの場合はもともとの実力もないし、本もあまり読んでいない子が、作文の勉強を始めるということが多いのです。
では、半年や1年で実力がつくわけではないとしたら、いったいどうして受験作文コースに取り組むのでしょうか。
それは、今ある実力を前提にして合格できる作文を書くためです。
合格できる作文は、いい実例、いい表現、いい主題のある文章が、しっかりした構成で書かれています。
そういう作文を書くために必要な勉強の仕方のひとつが推敲です。
受験作文の練習で作文を書いたあとに、その作文が返却されてきた時点で、お父さんとお母さんが協力してそれを、よりよい実例、表現、意見で推敲していくのです。
よい表現のコツなどは、また別途説明します。
しかし、こういうやり方を実行していない受験家庭も多いと思います。
そこで、今回、小6の生徒の保護者向けに、受験作文の取り組み方の話をすることにしたのです。
日時は、9月17日(火)20:15~、Zoom会場で行うので、自宅から参加できます。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog201909
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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言葉の森の作文小論文指導は、どこよりも優れていると思います。
というのは、小学生にころに勉強していていったんやめた子が、中3や高3になって、また受験作文を始めるために戻ってくることがあるからです。つまり、ほかのところでの作文指導が、ものたりなかったということでしょう。
また、学習塾や予備校で作文や小論文の勉強をしている子が、勉強の仕方に不安になって言葉の森に来ることもあります。
すると、そういう子たちが異口同音に、作文の書き方がよくわかるようになった、と言うからです。
受験後に結果を聞いてみると、ほとんどすべての子が、「作文だけはよく書けた」と言います。
しかし、受験は総合点なので、作文だけがよく書けても、ほかの教科がよくなければ、総合点は低くなります。
そこで、今回の講演では、教科の勉強のコツについても話をする予定です。
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