読点の打ち方には、まだ規則として確立しているものはありませんが、次のように考えておくとよいでしょう。
1、「は」:主語のあとに打つ(「は」や「も」のあとです。ただし、「が」のあとには打たないほうが自然です)
2、「そ」:接続語のあとに打つ(「そして」「しかし」「だが」などのあとです)
3、「か」:会話の前に打つ(新聞など、字数を節約する必要のある文章では打たないこともあります)
4、「と」:時を表す言葉のあとに打つ(「○○したとき」や「日曜日に」などのあとです)
5、「と」:「と、○○が言った」のように、「と」と「言った」の間に言葉が入るときに打つ
6、「の」:条件を表す語句のあとに打つ(「○○したので」「○○したら」「○○したから」「○○すると」などのあと)
「はそかととの」と覚えておきましょう。(覚えなくてもいいけど)
しかし、このとおりに全部打つと、読点が多すぎて読みにくくなることもあります。そのときの目安として、「句点一つに、読点は一つか二つ」ということを目安にしていくとよいでしょう。
ただし、以上の説明は、小学校低学年では理解が難しいので、低学年のころは、「『は』のあとには打つ、『が』『の』『を』のあとには打たない」と教えてあげるとよいと思います。
どういう規則にも例外がありますが、小学校低学年では「例外もある」ということを教えると子供が混乱します。低学年のうちは「こういう規則がある」というかたちで教えておく方がいいようです。
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