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わかりやすく教えてもらうより、自分で考えてわかることで応用力がつく(3)  2019年10月28日  No.3901
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 子供の勉強の中身を見る方法は、子供に質問をすることです。
 それも子供に答えさせるという質問ではなく、子供に教えてもらうという質問をするのです。

 例えば、算数の問題で子供がやったページを見て、その中で一つの問題を取り上げ、
「この問題はどうやって解くの」
と聞くのです。

 子供がその問題をすっかり理解できていれば、すぐに答えてくれます。
 また、やっと理解できたばかりであっても、それなりに一生懸命答えてくれます。
 そういう状態で勉強していれば、その勉強は中身のある勉強になっていきます。

 もしうまく答えられない場合でも、それはそのままでいいのです。
 子供は、勉強が終わると親から質問されることがあると分かっていれば、それなりに自分で理解できるように勉強します。
 そして、できなかった問題で、自分で答えを見てもわからなかった問題は、素直に聞くようになります。

 子供に何かを聞かれたとき、お母さんはその質問を歓迎するような姿勢で接してあげることが大切です。
 よくお母さんやお父さんの中に、子供を馬鹿にするようなひとことを言ってしまう人がいます。
 例えば、「こんなのも分からないの」というような言い方です。
 こういう言い方をされると、子供は、わからないことがあってももう親には聞かなくなります。

 また、子供は、くわしく教えてあげたことでも、翌日には忘れてしまうことがあります。
 初めて理解したことは、定着するのに時間かかるのが当然なのですが、教えた側の大人はそういう事情も考えずに1度教えたのだから、2度目はできるはずだと思い込んでしまうことがあります。

 教えるということは忍耐強く教えるということで、いつも明るく忍耐強く教えていれば親子の勉強はスムーズに進みます。
 そういう家庭学習は、塾などで他人任せに勉強するよりも、ずっと能率のよい勉強の仕方になるのです。
 

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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 コメント欄

森川林 20191028  
 子供の勉強を見てあげる最もよい方法は、親が教えるのではなく、子供に教えてもらうのです。
 こうすれば、親の負担は少なくなり、子供は主体的に勉強するようになります。
 子供が一生懸命教えてくれようとしていたら、それはよく理解できていることです。
 誰でも、教わるより、教える方が好きなのです。

nane 20191028  
 高学年の勉強になると、子供が一生懸命教えてくれても、すぐには親の理解がついていけない場合があります。
 しかし、それでもいいのです。

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