ややオーバーなタイトルですが、これは本当です。
読書力のある子は、いざ勉強を始めると、ぐんぐん力をつけていきます。
読書をあまりせずに勉強を中心にしていた子は、低中学年のころはそれなりにいい成績を取ってはいても、ほかの子も同じように勉強を始めるようになると、次第に成績も伸び悩んできます。
だから、読書と勉強という問題の立て方自体に問題があるのです。
読書と勉強の両方に共通するのは、思考力です。
読書には、この思考力ほかに共感力を育てる要素もありますが、勉強と共通するところは思考力です。
思考力を基準にして考えると、学校で行われている勉強の多くは、知識を付け加えたり、解き方に慣れたりすることであって、思考力とはあまり関係がありません。
ところが、学校のテストは、その知識や解き方を問う問題が中心ですから、勉強をしている子は成績がよくなるのは当然です。
ここで、多くの人は錯覚してしまうのです。
成績を上げるためには、勉強をしなければならない。
間違いを直すことが勉強だと。
しかし、本当の勉強は、思考力をつけることです。
この思考力は、テストのような表面的なものにはなかなか表れません。
表れるのは、その子の作文や対話の中でです。
昨日の保護者懇談会で、ちょうど読書の話が多くでましたので、読書の大切さについてYouTubeに動画を載せました。
https://youtu.be/g3kI4-YR0Lo
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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読書力のある子は、難しい漢字も読めます。
ふりがなのふってある本を読んだときに自然に覚えたのです。
しかし、漢字の書き取りはあまりできません。
書き取りは、勉強しないとできるようにならないからです。
この漢字の読みと書きの差が思考力と成績の差です。
低学年のころは、勉強をしている子としていない子の差が大きく出ます。
それは、まだ思考力の差が表面に出ない時期なので、成績の差だけが目立つからです。
わかりやすい例が、英語です。
英語をやっていない子にとって、英語をやっている子は、自分のできないことをしているような感じがします。
だから英語をやるというのは別にいいのです。しかし、大事なのは、表面に表れている差ではなく、その子の内面の思考力を第一に育てていくことです。
親は、そういう一歩高い見地から子供の成長を見ていく必要があるのです。
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