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作文だけ×の評価になった子の話  2020年3月28日  No.4062
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 昨日3月26日の保護者懇談会で、新小6の生徒のお母さんから、「学校の成績表で、作文だけ×の評価がついていた」という話がありました。
 これは、実は意外とよくある話で、その理由は、先生がやきもちを焼いているということなのです。

 勉強を教えることに関しては、塾に負けるかもしれないが、作文のような勉強以外の分野については、まだ学校の方が分があると考えているか、あるいは、考えたいということなのだと思います。

 問題は、この×をつける評価が、子供にとってどういう教育的効果があるかということです。
 ×をつけられて、ではこれからがんばろうと思う子はいません。
 どうしたら○になるかを教えて、それができたら褒めるというのが先生という役割の人のすることです。

 そのためには、子供にもわかるような「○になる方法」という指導法の知識を持っていなければなりません。
 評価といものは、指導と結びついて初めて意味あるものになるのです。

https://youtu.be/_Idn6zQ7yEo



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作文教育(134) 

 コメント欄

森川林 20200328  
言葉の森で作文の勉強をしていると言った途端に、学校の成績表の作文のところだけ×になるということがよくあります(笑)。
 では、そういう評価をする先生が、どうすれば○になるか教えられるかというとそういうことはありません。
 作文を上手にするのは時間がかかります。あらゆる勉強の中で、いちばん時間がかかると言ってもいいと思います。
 しかし、読書と音読と両親への取材と項目指導で、誰でも必ず上手になるのです。


nane 20200328  
 私は、「先生病」ということをよく考えます。
一つは、教えすぎることです。もう一つは、評価をすることが教育だと考えていることです。
 子供は自分で学ぶものです。そして、大事なのは評価する前に、どう学んだらいいかを教えることです。
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