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総合化の考え方  2020年12月20日  No.4157
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 言葉の森の中学2年生相当の項目に「総合化」というものがあります。これは、AとB、二つの異なる意見を挙げ、最後にその二つの意見のさらに上をいくCという意見でまとめるという書き方です。

 何やら難そうですよね。実際、難しいです(笑)。

 でも、考えるのが好きな生徒にとっては腕の見せ所でもあります。

 たとえば「スポーツの勝ち負け」というテーマの場合、「スポーツには勝ち負けが必要だ」という意見と「勝ち負けにこだわるのはよくない」という意見を総合化します。

 「確かにスポーツの勝ち負けには良い面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、スポーツを通して自分自身が成長していくことである。」

 「確かにスポーツの勝ち負けには良い面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、最後までやり遂げるということである。」

 「確かにスポーツの勝ち負けには良い面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、挑戦しようとする気持ちである。」

 どれもすばらしい総合化です。

 こんなふうにさまざまなテーマの総合化を考えることによって、物事を多面的に見る力、大きく捉える力が養われていくのだと思います。

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