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中学受験について考える――受験の経験は意味がある、しかし詰め込みは避けたい  2021年3月19日  No.4214
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動画 https://youtu.be/FeROgAVD_IY


  1. いい学校に行く意味
    1)いい友達に出会える
    2)主に数学の先取り学習で大学入試に有利になる
    しかしこれは高校生になって自分で先取り学習をすることができる
    3)いい会社に入れる
    しかしこちらは、今のいい会社も数十年後にはどうなるかわからない
  2. これからの時代は
    1)個性を伸ばし、何らかの分野で、何の後ろ盾がなくても第一人者として通用する人間になること
    2)そのための具体的なイメージは、東大の推薦入試型の能力を身につけること
    それはセンター試験8割の学力と個性と創造力と発表力で、そういう能力があれば、どこでも活躍できる
  3. 人間が自覚して勉強するのは15歳のころから
    その時期になれば、失敗も成功もプラスになるが、
    小6ではまだそういう時期ではない
  4. しかし、小6で何もしない生活は無駄が多い(熱中できるものがある子はいいが)
    1)難関校を目指すと長時間の詰め込みが必要になる
    2)ほどほどの中堅校では合格後の学校の人的環境がむしろ制約になる
    3)公立中高一貫校は倍率が高すぎる
    しかし、合否に関係なく受験がいい経験になる
    4)学力が伸びるのは、高校生の時期で、小学生のころの学力差は本当の差ではない
  5. 自分が今、小学生の子を持つ親だったら
    1)子供が熱中できるものを見つける
    2)読書、特に難読に力を入れる
    3)受験は公立中高一貫校を目指すが不合格でもかまわない
    4)高校では学校の進度とは関係なくスタディサプリなどで先取りの勉強をさせる
    5)東大の推薦入試や京大の特色入試を目指すが不合格でもかまわない
    6)1年間ぐらい海外に行かせる
    7)仕事は独立起業を目指す
    8)成功する人生よりも面白い人生を目標とする

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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森川林 20210319  
 中学受験について、保護者の方からよく質問をいただくので、基本的な考えを書いてみました。
 大事なことは、子供たちの20年後、30年後にも通用する本質的な考え方をすることです。
 そのためのひとつのキーワードが、面白い人生ということになると思います。


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