読解検定5月の小6の課題の問3は、正解が「1234」となっていました。
これは、本当はA×、B×で4が正解でしたが、厳密に考えると、必ずしもそうとは言い切れない面があったので、1・2・3・4のどれも正解にしました。
しかし、そこまで厳密に考えて解いていた人はいないとも思われたので、最初の設定のとおり4が正解ということにします。
したがって、5月の読解検定の点数は採点し直して、6月の読解検定には表示されるようにします。
問3
A 善太と三平は、仲のいい兄弟だった……×
兄弟ではなく、小さいころからの友達と考えられるので×です。
B 柿の木の下にぬいであったのは、三平のお母さんの下駄だった……×
玄関にぬいであった「女の下駄」が三平のお母さんの下駄でしょうから、柿の木の下にぬいであったのはそれとは別の善太のお母さんの下駄でしょう。
小6の問4も、間違えていた人が多かったので、説明します。
A 善太は、三平と初めて押し出し相撲すもうをし、三平の強さに驚いた……×
Aが×なのは、「初めて押し出しずもうをした」ということではないからです。
それは、「この声と共に、ふたりは取り組んだのである」というところから、以前から押し出しずもうはよくやっていたと推測されますし、また、「前からあった押し出し相撲の丸の中から」とあることから、以前から押し出しずもうの準備ができていたと考えられるからです。
B 善太は、三平に押し出されても、すぐには負けを認めなかった……○
善太は、「とっくに押し出されて」いるのに、「こりゃ、強いぞ」と言っています。
また、「負けた。負けたよ。」と言ったあとに、「にいちゃんが負けたんだよ」と続けているので、自分が負けを認めたわけではなく、三平が負けたとからかっています。
そして、最後に、「降参、降参」と言って、やっと手をはなしてもらいました。
だから、すぐには負けを認めなかったということです。