●動画:
https://youtu.be/F9_xYTWUxFA
人生論的な話のようなタイトルになりましたが、これは勉強の話です。
というか、勉強にも共通する人生の話と言えるかもしれません。
優れた先生の優れた講義を聴くと、すごく得したような、何かを得たような気がします。
しかし、そこで得るものは多くはありません。
もし、ただ見たり聞いたりするだけで人間が成長するならば、世の中にはいい映画もいい動画もたくさんあります。
それを見るだけで、みんなが立派な人になると言えればいいのですが、そういうことはまずありません。・
では、どこで人間が成長するかというと、それは自分で手足を動かすことによってです。
自分で動き出せば、必ずうまく行かないところが出てきます。
そこを切り抜けることによって人間は成長していくのです。
自学自習とは、そういう勉強法です。
先生の講義を聴くだけよりも、自分で問題を解くことによって、わかるところとわからないところが明確になり、そのわからないところをわかろうと努力することによって、学習は進歩していきます。
ただし、途中でどうしてもわからない問題にぶつかるときはあります。
そのときだけは、先生に聞けばいいのです。
実は、こういう自学自習の勉強をすると、能率がきわめてよくなります。
よく、受験生でごく短期間に、成績を急上昇させる人がいます。
それは、自学自習を中心とした勉強をした場合です。
受験生でなくても、自学自習を中心にした勉強をしていると、勉強時間は短くても、学校の進度はすぐに追い越すようになります。
では、なぜこういう勉強法が普及していないかというと、多くの人は自分でやることに不安を感じるからです。
その不安を乗り越え、自分の考えで勉強を進めることによって、勉強の能率が上がるとともに、自分自身の精神も成長していくのです。