誰にでも秘密はあるけれど、作文の課題に「ないしょの話」というのがあるのは解せません。私はそのことを知ったとき、「それはないっしょ!」と思いました。
作文に書いてしまったら、もうそれは「ないしょの話」ではなくなるからです。
それから、最近気づいたことですが、秘密というのは時間を経るほど価値のあるものになるようです。
すぐにばらしてしまう、もしくはばれてしまう秘密は、元々秘密にしなくてもいいようなことなのです。
たとえば、私が盗み食いをしたときなどは、秘密にしようと思った瞬間にばれてしまうことが多いのですが、ほとんどの場合、たいした問題にはなりません。
(チョコレートを食べたときは大問題になりましたが。チョコっとだったのに……。)
でも、何年も、ときには何十年も秘密にしていることにはそれなりの重さがあります。そういう秘密は蜜の味がします。
だからこそ、「ないしょの話」などという課題にだまされてはいけません。本当に秘密にしておきたいことは、心の中にそっとしまっておくべきなのです。
でも、心配は無用。誰だって、本当の秘密は「ないしょの話」に書いたりしないでしょうから。「ないしょの話」に書くのは、本当はばれてもいい秘密か時効になっている秘密だけ。実際、ばれてもいい秘密がばれたときは、心がはればれするものです。
今日は秘密について考えてみました。
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私の秘密は母がいない間にこっそりお菓子を食べることです。お菓子は時間によって見つかることもあれば見つからないこともあります。見つからなかったときは、やったーと心の中で叫びます。そしてから上機嫌で食べます。そしてまたこっそりお菓子を食べます。それを見つかるまで繰り返します。たまに部屋に隠します。
白うささん、お菓子を部屋に隠すってすごいね。
わたしも自分の寝床を掘ってお菓子を隠そうとしたことがあったけど、いくら掘ってもダメだったワン。
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