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発表学習の意味――基礎学力クラスの授業を見て  2022年2月2日  No.4412
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 子供は、主体的に勉強することが好きです。
 読書紹介では、どの子も生き生きと自分の読んでいる本を発表します。

 小学5年生以上になると、2分という発表時間内に、その本の要約と、印象に残ったところと、自分なりの感想を過不足なく話してくれる子も出てきます。
 幼児や小学校低学年の子も、その本のいちばん面白かったところを、画面で表示させてくれます。

 時間がないときは、読書発表だけで終わって、そのあと普通の勉強に入りますが、時間のあるときは、読書紹介のあとに、聞いている人に、質問や感想を言ってもらいます。
 すると、子供たちは、どの子もよく発表を聞いていて、自分なりの質問や感想を言ってくれるのです。

 こういう発表や質問感想の時間は,普通の学校や塾の授業では、まずありません。
 オンライン4人クラスという枠の中でこそ、毎週のようにできることなのです。

 世の中では、アクティブ・ラーニングということがよく言われますが、本当の意味でアクティブ・ラーニングができるのは、参加する生徒が5人以下の場合だけです。
 10人以上のクラスでは、アクティブ・ラーニングということがそもそも成り立ちません。

 では、言葉の森のオンライン4人クラスで行っているアクティブ・ラーニング的な学習で何が身につくかと言うと、それは、頭脳の活性化と、主体的な学習姿勢なのです。

 どんなに優れた授業であっても、それをただ聞いているだけのときの頭脳の活性度は20パーセントぐらいだと思います。
 しかし、その授業について、数分後に自分がみんなの前で質問や感想を言うことになると、そのときの頭脳の活性度は100パーセントになります。それは、主体的に授業に参加するということだからです。

 こういう勉強の仕方をする子は、どの勉強に対しても、「自分だったらどうするか」という姿勢で授業に臨むようになります。すると、授業の内容が何倍も深く心の中に残るのです。

 そのせいか、創造発表クラスに参加した生徒は、どの子も成績がよくなります。
 大事なのは、勉強の中身や時間ではなく、その勉強に対する取り組み方の姿勢なのです。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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