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小学校低学年の読書力が本当の学力――小学1年生の読書は自分で読ませるよりも読み聞かせを  2022年6月13日  No.4479
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●動画:https://youtu.be/HHJqHvbrDKY

 子供が小学1年生になると、「もう自分で本を読みなさい」と、読書の自立を求めてしまうお母さんが多いと思います。
 すると、子供は、絵本のような本とか、絵だけであらすじがわかり、文章を読む必要のない本を読むようになります。

 小学校低学年の学力の基本は、日本語を読みこなす力、読書力です。計算ができるとか、漢字が書けるとか、英語ができるとかいったことは、学力とはほとんど全く関係がありません。
 日本語の文章を読む力が、低学年の子の学力のほぼすべてなのです。

 だから、小学1、2年生の子の読書の中心は、引き続きお母さんの読み聞かせです。

 子供たちが好きな本は、易しい本ではありません。面白い本です。
 易しい絵本をつまらなそうに自分で読むよりも、お母さんが読み聞かせをしてくれる知的な本の方がずっと読書の楽しさを感じるようになります。

 上の写真は、子供たちに人気のある「わけあって絶滅しました」を、あるひとりの子が紹介している画面です。
 小学1年生の子にも、こういう本をお母さんが読み聞かせをしてあげればいいのです。

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 コメント欄

森川林 20220613  
 学力の本質は、日本語を読む力です。
 漢字とか計算とか英語とかいうのは、すべて表面的な知識です。
 あとからいくらでも間に合います。
 しかし、子供が1年生のころは、子供自身も親もそういうことがよくわからず、表面的な知識の先取りの方に目を奪われてしまいがちです。
 子供時代の勉強で最も大事なのは、本を読む楽しさを身につけることなのです。

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