●動画:
https://youtu.be/2CKABrlX88Q
面白いことは、TwitterやFacebookやYouTubeやニュースの中にはありません。
ただ、自分の行動の中にあるのです。
ときどき、保護者の方から、「子供が暇さえあればYouTubeを見ている」という相談を受けることがあります。
一昔前は、「暇さえあればテレビ」とか、「暇さえあればゲーム」でしたが、今はYouTubeを見る子が多いようです。
これは、大人も同じです。
スマホ中毒ということが言われることがありますが、暇さえあればスマホを見てしまうのです。
暇さえあれば、画像や動画を見るとか、短い文章を見るだけというのは、積もり積もれば時間の無駄でしかありません。
では、なぜそうなるかというと、本当の面白さは、見る中にはないということを知らないからです。
見る面白さは、それはそれでいいのですが、本当に面白いのは行動と創造の中にあります。
しかし、ほとんどの子供にとって行動と創造の時間は限られています。
勉強は、ほとんどが面白くないものです。
それは、与えられたものを消化するだけの時間ですから、創造的な子ほど勉強に熱中しません。
それを無理に机に縛り付けるような勉強のさせかたをすると、子供は密度の薄い勉強の仕方をするようになります。
密度の薄い勉強の仕方とは、できる問題を何問の解くような、考えずに手だけ動かすような勉強です。
それは、YouTubeを見るよりも密度の薄い時間です。
では、どうしたらいいかというと、いちばん取り組みやすい方法は、暇なときに本を読むことです。
その読み方に、コツがあります。
1冊の本を最初から最後まで読もうとすると、本を手に取ること自体が億劫になります。
「暇があったら本でも読もう」という気になれません。
そこで、小さい付箋を貼るのです。
そして、1冊だけでなく、何冊もの本を並行して読むようにします。
暇になったら、そのとき気になった本を、付箋を貼ってあるところから読み、飽きたら次の付箋の本に移ります。
こういうふうに読んでいくと、時間がすぐたちます。
これは、YouTubeを見続けるよりも、ずっと中身のある時間になるのです。
▽「付箋読書の仕方」
https://www.mori7.com/as/1367.html