●動画:https://youtu.be/HnewJgzGCG4
高校生の生徒で、作文を書いているときに、自分の部屋にパソコンを持ち込んで、YouTubeを見ていたというのです。
お母さんが、それを見つけて、注意したのだそうです。
その子の作文字数グラフを見ると、毎回しっかり書いていて、字数も次第に増えています。
だから、大筋では何も問題ないのです。
むしろ、よくがんばっていると言っていいのです。
しかし、お母さんが、もし子供をこれからも監視して、無駄のない勉強ばかりをさせていたらどうなるでしょうか。
これは、ブロイラーの子育てなのです。
中国は、今、監視社会で、街のあちこちに監視カメラが設置されていて、信号無視などをすれば、個人が特定されて点数が減らされるようなこともあるのです。
そういう社会で、何が得られて何が失われるかです。
得られるものは秩序と無駄のない合理的な社会です。
失われるものは、意欲と創造性です。
人間の生きる基準が、自分の希望に合わせるよりも、人の思惑に合わせるようになってしまうのです。
では、親はどうしたらいいのでしょうか。
すべて大目に見てあげることです。
そして、ときどき、人生や社会について親子で話をする時間があればいいのです。
人間には、自分自身で復元する力があります。
放っておけば、自然に元に戻るのです。
勉強の時間に、いつまでもYouTubeを見続ける生活などにはなりません。
創造力は、自由と不可分です。
自由とは、時々脱線することでもあるのです。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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コメント欄
自分自身を振り返ると、脱線の連続でした(笑)。
しかし、脱線とは、自分が自分らしく生きた証拠です。
だから、他人の脱線も大目に見るといいのです。
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