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日本語を忘れて英語に力を入れる人、家庭学習をしないで塾に力を入れる人、読書を忘れて勉強に力を入れる人  2023年7月1日  No.4785
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 日本語を忘れて英語に力を入れる人、家庭学習をしないで塾に力を入れる人、読書を忘れて勉強に力を入れる人は、いずれも、大きな勘違いをしています。


 子供の学力の基本の第一は、母語である日本語です。
 英語をいくら勉強しても、日本語の能力の枠内までしか伸びません。
┏━━━━━━┓
┃ 日本語  ┃
┃ ┏━━┓ ┃
┃ ┃英語┃ ┃
┃ ┗━━┛ ┃
┃      ┃
┗━━━━━━┛
 国語の成績が上がらないのに、英語の成績が上がることはありません。
 英語の成績が上がるとしたら、ごく初歩の英語の学習のときだけです。

 だから、小学3年生までは、英語よりも日本語を育てることです。
 その方法は、読書と対話です。
 国語の問題集読書も含みます。


 塾や予備校に行って勉強することを、勉強だと思っている人がいます。
 塾や予備校の勉強は、いくら時間をかけても、結局先生の話を聞いたり問題を解いたりしている時間がほとんどです。
 それは、時間はかかりますが、密度の薄い勉強です。

 家庭学習は、自分の苦手なところを繰り返し学習できます。
 得意なところは、答えを見て飛ばして進むことができます。
 だから、家庭学習は、能率の良い勉強をするための基本なのです。


 勉強が忙しいから、読書はしないという人が、ごくまれにいます。
 そういう子供たちは、みんな、あとから成績が伸び悩みます。

 成績をよくする勉強と、頭をよくする勉強とは違います。
 読書、特に、説明文と意見文の読書は、頭をよくします。
 だから、読書力のある子は、学年が上がるほど成績がよくなっていくのです。

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