崖に咲いていたユリの花
「国語の成績アップなんて超簡単」というのが、私の実感です。
前に、何度か書きましたが、大学入試前の高3の生徒4、5人に、8月ごろ、センター試験の国語を試しにやらせたら、みんな、平均点近くの60点ほどでした。
その生徒たちは、みんな、私立の高校に通っていて、成績のいい生徒ばかりです。
それで、生徒1人について2、3時間、なぜその選択が違うのかということをじっくり説明すると、次の週から、みんな100点近い成績を取るようになったのです(笑)。
ただし、説明文の難しい本をあまり読まず、小説のような本ばかり読んでいる子は、易しい文章では高得点を取れるようになったのに、少し難しい文章になると、なかなかいい点数が取れませんでした。
国語力は、難読力と理詰めの読解力の2つでできてます。
小学生の場合は、そこに速読力が入ります。
速読力は、速読の練習で身につくのではありません。
小学校低中学年のころに、楽しく読書をした経験によって身につきます。
だから、言葉の森では、毎日の読書、毎日の問題集読書、毎月の読解検定の分析という勉強法をしているのです。
しかし、国語読解クラスの勉強は、まだ不充分なところがあり、授業には毎週出ているのに、あまり読書をしていない子、あまり問題集読書をしていない子、読解検定の分析をあまりしていない子などがいます。
国語の勉強は、数学や英語の勉強と比べ、手が抜きやすいのです。
そこで、今度、夏期講習で、中学生を対象に国語読解講座を開くことにしました。
本当は、高校生も対象にしたいのですが、共通の教材で勉強する方が話がしやすいので、中3の教材をもとに、中1から中3の生徒対象の国語読解講座にしました。
そして、私は、勉強は、知識を吸収するだけでなく、自分で発表したり対話をしたりすることが大事だと思うので、夏期講習の国語読解講座は、「国語読解とディスカッション」というタイトルにしています。
国語読解には、正解がありますが、ディスカッションには正解がありません。
大事なことは、自分なりの考えを言えることです。
その考えは、今はまだ未熟なものでいいのです。
偉い人の話を受け売りすることではなく、間違ってもいいから自分で考えたことを言うのが大事なのです。
国語読解の力をつけたい人、自分の考えを言いたい人は、ぜひ夏期講習の国語読解講座に参加してください。