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志望理由書の書き方――お父さん、お母さんなどの第三者が見てあげることが大事。字数をぴったりに収めるために、下書きはパソコンで調整、清書は手書きで最後の行まで  2023年12月27日  No.4897
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フキノトウ


●動画:https://www.youtube.com/watch?v=S6ZmVFWoy7U

 志望理由書の書き方は、これまでに何度も書いているので、多くの人が知っていると思いましたが、そうでもないようです。

 小学生でも、中学生でも、生徒本人に任せると、内容が薄くなります。
 お父さんやお母さんなどの人生経験のある人が見てあげて、その子の個性が出るように書くことが大事です。

 読書感想文は、感想ではなく実例を書くということを言っていますが、それと同じように、志望理由書は、理由を書くのではなく実績を書くことが大事です。

 理由は、誰が書いても同じになります。
 その理由の裏付けとして自分の実績を書くのです。
 実績は、できるだけ数字や固有名詞などのデータがあるものにします。

 志望理由書は、手書きで書きますが、手書きで直接書くと字数の調整ができません。
 下書きは、パソコンで、生徒が普通に書く文字の大きさで1行何文字になるかを数え、最後の行までぴったりに埋まるように調整します。
 1行少ないのも、行をはみ出るのもよくありません。
 最後の行の最後のマスあたりに、句点の「。」が来るように書くのが理想です。

 実は、高校生の場合でも、志望理由書を本人に任せてしまうのはよくありません。
 親が客観的な立場で見てあげることが必要です。

 学校によっては、志望理由書を何枚も書かせるところがあります。
 その場合は、志望理由書の内容でほぼ合否が決まっていると思います。

 ただ、志望理由書は表現の工夫でうまく書けるわけではありません。
 最も大事なのは、アピールするだけの具体的な実績があることです。
 その実績は、学校の勉強以外のもので、知的なものであることです。
 読書感想文とか自由研究などで、賞を取ったようなものあるといいと思います。
 また、長い間続けたというのも実績になります。
 リーダーの役割を担ったというのも、価値ある実績です。

 お父さんやお母さんが、子供のそういう実績を探してそれを志望理由書に盛り込むようにするといいと思います。

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