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作文力がこれからの学力の中心になる。そのためには、読書と親子の対話が必要。対話は、子供から聞き出すことよりも、親が話してあげることが大事  2024年6月19日  No.5105
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かすみ草



 AIでいくらでも文章を作れる時代になりました。

 そこで、2023年の5月に、「読書感想文コンクールは、たぶん今年で終わる――ChatGPT時代の教育は、新しい形にならざるを得ない」という記事を書きました。
 この記事には、読書感想文の書き方も載っています。


 ところで、この記事を参考に、学校の宿題をChatGPTでこなす子もいたようです。

 しかし、勉強というのは、先生に褒められるためにやるのではなく、自分の成長のためにやるものです。
 だから、文章を書く力は、AIの利用とは関係なく必要なのです。

 同じようなことを書いている記事がありました。
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AI時代に、なぜ「作文力」が重要視されるのか?
自分の価値を言語化できる子がこれからの優秀児
https://toyokeizai.net/articles/-/741136

これからの時代は、AIに真似のできない、人間ならではの思考力・表現力・創造性を発揮して文章が書ける子が、優秀児と評される時代です。そんな時代の流れを受け、新傾向といわれる近年の中学入試では、全教科を通じて記述問題がすごく増えていますし、作文一教科入試の中高一貫校も出てきました。大学入試でも「総合型選抜」などの新入試は、高校の評定平均と外部試験の英語スコア以外、ほぼ国語一教科入試となっています。
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 では、作文力をつけるための勉強として何が必要なのでしょうか。

 第一は、読書です。
 読む力に応じてしか、書く力は伸びません。

 第二は、対話です。
 しかし、対話というと、多くのお母さんは、子供から何かを聞き出すことが対話だと思ってしまうようです。

 そうではありません。
 子供から何かを聞き出すのではなく、親が話してあげるのが対話です。
 だから、場合によっては、お父さんとお母さんが対話をして、子供はそばで聞いているだけでもいいのです。


 作文の勉強というと、出力を中心に考えがちです。
 そのため、作文の添削を受ければ、作文が上手になると考えがちです。
 そうではなく、作文の勉強のためには入力が大事なのです。

 対話も同じです。
 対話で大事なことは、出力よりもやはり入力です。
 ほかの人の話を聞くことによって、対話をする力がついてくるのです。

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森川林 20240619  
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。
出力の前に入力がある。

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