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読書感想文の宿題は無意味。それは、宿題として出すのではなく授業の中で指導するのが本筋。先生が指導できないから宿題として出しているだけ  2024年7月4日  No.5118
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コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)



 私は、昨年の5月に、「読書感想文コンクールは、たぶん今年で終わる――ChatGPT時代の教育は、新しい形にならざるを得ない」という記事を書きました。
 しかし、その年も、やはり読書感想文の宿題を出すところがありました。
 また、依然として今年も読書感想文の宿題を出すところがあるようです。


 読書感想文の宿題が出たら、気の利いた子供は、ChatGPTで感想文を作って提出しておしまいです。

 すると、そのうち、そのChatGPTの作った感想文が入選作品になるでしょう。
 それで、混乱して本格的におしまいになるのです。
 どうして、こういうことがわからないのかと思います。


 読書感想文は、宿題として出すものではなく、授業の中で指導するものです。
 宿題としてではなく、授業として行うものなのです。

 なぜ、学校で読書感想文を宿題として出すかというと、国語の先生が、授業の中で指導することができないからです。


 言葉の森は、もう何十年も前に、たぶん日本で初めて読書感想文の夏期講習を行いました。
 そこで、何人もの子が、入選してしまったのです(笑)。

 だから、その後、読書感想文の指導は控えめにすることにしました。
 それでも、毎年、何人もの子がコンクールに入選しています。
 だから、指導の方法はあるのです。


 しかし、そのような宿題をこなすための勉強をしても意味がありません。
 子供は、ちゃんとした勉強をするべきで、宿題のために勉強するのではありません。


 言葉の森は、小3から感想文の指導をしています。
 本当は、感想文がしっかり書けるのは、考える力がついた小5になってからです。
 しかし、学校などで感想文の宿題が出されたときに困らないように、小3から感想文の指導をしているのです。


 夏休みの読書感想文の宿題が出たら、いつも書いている感想文の勉強のパターンで、1日400字を書けば、3日で1200字の感想文が書けます。

 しかし、本当は感想文を書くことで苦労して時間を費やすことよりも、夏休みは、自分の好きな本をたっぷり読んでおく方がいいのです。


 読書感想文の書き方については、次のカテゴリーの記事を見てください。
読書感想文

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