コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)
私は、昨年の5月に、「
読書感想文コンクールは、たぶん今年で終わる――ChatGPT時代の教育は、新しい形にならざるを得ない」という記事を書きました。
しかし、その年も、やはり読書感想文の宿題を出すところがありました。
また、依然として今年も読書感想文の宿題を出すところがあるようです。
読書感想文の宿題が出たら、気の利いた子供は、ChatGPTで感想文を作って提出しておしまいです。
すると、そのうち、そのChatGPTの作った感想文が入選作品になるでしょう。
それで、混乱して本格的におしまいになるのです。
どうして、こういうことがわからないのかと思います。
読書感想文は、宿題として出すものではなく、授業の中で指導するものです。
宿題としてではなく、授業として行うものなのです。
なぜ、学校で読書感想文を宿題として出すかというと、国語の先生が、授業の中で指導することができないからです。
言葉の森は、もう何十年も前に、たぶん日本で初めて読書感想文の夏期講習を行いました。
そこで、何人もの子が、入選してしまったのです(笑)。
だから、その後、読書感想文の指導は控えめにすることにしました。
それでも、毎年、何人もの子がコンクールに入選しています。
だから、指導の方法はあるのです。
しかし、そのような宿題をこなすための勉強をしても意味がありません。
子供は、ちゃんとした勉強をするべきで、宿題のために勉強するのではありません。
言葉の森は、小3から感想文の指導をしています。
本当は、感想文がしっかり書けるのは、考える力がついた小5になってからです。
しかし、学校などで感想文の宿題が出されたときに困らないように、小3から感想文の指導をしているのです。
夏休みの読書感想文の宿題が出たら、いつも書いている感想文の勉強のパターンで、1日400字を書けば、3日で1200字の感想文が書けます。
しかし、本当は感想文を書くことで苦労して時間を費やすことよりも、夏休みは、自分の好きな本をたっぷり読んでおく方がいいのです。
読書感想文の書き方については、次のカテゴリーの記事を見てください。
読書感想文