サンショウ
国語の勉強で、読む力はあるのに成績が悪いという生徒がたまにいます。
そういう生徒に共通しているのは、読書量もあるし、文章を読むのも好きだということです。
だから、逆に、選択問題を選ぶときに、自分の読み方で選択してしまのです。
国語の問題は、算数数学や英語の問題と同じように、一種のパズルだと考えることです。
本当の学力は、そういうパズルを解く力ではありません。
しかし、受験の国語、算数数学、英語は、そのパズルを解くコツが問われることがあるのです。
ただし、読む力のある生徒の国語力はすぐに伸びます。
私が教えていた中学生や高校生も、1時間か2時間、解き方の説明をしただけで、次の週から国語の成績が急上昇しました。
それぐらい、解き方のコツは簡単なのです。
ただし、その説明は、その生徒の解いた問題についての説明なので、一人ひとりにしかできません。
一般的な説明では、わかった気がするだけで、実際にはわからないのです。
▽参考図書
「
小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」
「小学生のための」と書いてありますが、これは高校生まで使えます。また、子供が読むものではなく、保護者が読むための本です。
さて、国語読解の話を探していたら、東洋経済オンラインにいい記事があったので、よく読んでみたら、自分の記事でした(笑)。
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国語の「読解が甘い子」が激変する具体的な方法
https://toyokeizai.net/articles/-/338023
「正解以外の選択肢がそれぞれどんな理由で不正解なのか」を論理的に理解することが大切です。
読解問題は、合っていそうなものを選ぶのではなく、間違っていないものを選ぶことが大事です。「こういうことを言っている」というのではなく、「こういうことは言っていない」というものを消していって、残ったものが正解です。
そのためには、すべての選択肢を読み取るための「読むスピード」が必要です。
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しかし、本当に大事なのは、こういう解き方のコツを身につけることではなく、しっかりした本を読む力をつけることです。
言葉の森の読書記録のページを見ると、中学生や高校生でも、かなり難しい本を読んでいる子がいます。
▽中1の読書記録
https://www.mori7.com/teraon/ds.php?gakunenn=%E4%B8%AD1
目の前の成績を上げることよりも、こういうしっかりした本を読むことが大事なのです。