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小学校低学年の作文は、お母さんが教えられるが、お母さんが教えると子供は作文が嫌いになり、学年が上がると作文の勉強をしなくなる  2024年7月17日  No.5127
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 小学1、2年生のころの作文は、誰でも教えられます。
 また、今は作文の書き方という本もいろいろ出ています。
 そこで、お母さんが教えることがあります。

 お母さんが教えると、子供の作文はいったん上手になります。
 しかし、しばらくすると、作文が嫌いになってくるのです。

 もちろん多くの例外はあります。
 しかし、お母さんが教えると嫌いになるというのは、大きな傾向としてあるのです。

 その理由は、親はつい教えすぎてしまうからです。

 これが、算数の勉強や国語の漢字書き取りの勉強であれば、教えすぎても問題はありません。
 勉強そのものがあまり負担のあるものではないからです。

 しかし、作文は、子供がそれなりに気合を入れて書くものです。
 その書いたものに、あとからアドバイスを受けると、自分が一生懸命にしたことが否定されたように感じるのです。

 そういうことを積み重ねているうちに、子供は作文を書くことが嫌いになってきます。
 よく、親に、「次、どうやって書くの」と聞く子がいます。
 そういう子は、それまで書いたあとに、すぐ注意されてきたので、注意される前に親に聞いておこうと思うようになったのです。

 こういうことが続くと、やがて作文を書きたくなくなります。
 そのときに、作文を習うということを提案しても、子供は、作文に対する拒否感があるので、なかなかやろうとしません。

 だから、小学1、2年生のうちに、作文を習うことがいいのです。
 そして、お母さんの役割は、作文を直すことではありません。
 作文の題材作りを手伝ってあげることと、子供が作文を書いたあとは褒めることなのです。

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