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読書に力を入れることによって勉強もできるようになる――小学生時代の勉強の最優先は読書  2024年8月25日  No.5157
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 真面目にきちんとやっている子がいます。
 しかし、勉強のスピードが遅いので、いろいろなことができません。
 だから、ゆっくり本を読む時間がありません。

 そういう子は、学年が上がるにつれて成績が下がっていきます。
 成績が下がる教科は、国語だけではありません。
 算数も理科も社会も、すべて成績が下がるのです。

 読書は、日本語で文章を読むことです。
 だから、日本語で考える力がつきます。

 小学4年生までは、考える必要のない勉強です。
 やり方がわかれば誰でもできる勉強なのです。

 考える力が必要になる勉強は、小学5年生から始まります。
 このときに、読書力の差が出てきます。

 しかし、読書を始めてから、その効果が出るまでには半年かかります。
 だから、気長に読書の習慣をつけておくことが大事です。

 読書力による学力の差は、学年が上がるほど大きくなります。
 小学56年生よりも中学生、中学生よりも高校生、高校生よりも大学生の方が、読書力による差が大きくなるのです。

 だから、小学生時代の勉強の最優先は、読書の時間を確保することです。

 読書の時間は宿題の時間よりも優先です。
 宿題は、単なる作業ですから、何も身につきません。
 できた問題は、やらなくてももともとできた問題で、できなかった問題はあとから繰り返しやるのでなければ、できなかっただけで終わります。

 勉強の中心は家庭学習で、家庭学習の中心は読書なのです。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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