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作文の書き方——中学受験の作文  2009年6月21日  No.533
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作文検定5級レヘル
中学受験組は、意見を考えて書こう

 中学受験の作文課題は、構成を意識して書きます。ここでは四つのテクニックを紹介します。志望校の解答時間と設定字数で練習しましょう。字数は、できるだけ制限いっぱいまで書きましょう。

▼知っていましたか? 作文試験の状況

 作文試験は、公立中高一貫校、中学・高校・大挙の推薦入試で増えています。よく出るテーマは「○○時代にがんばったこと」です(テクニック1で対応)。時事的な問題が直接出ることはあまりありませんが、関連する話題はときどき出ます。ニュースを見ながら、家族で話しておきましょう。いろいろなテーマで一〇本ほど書いておけば、どれかを応用できるでしょう。
▼ここが大切!

▽複数の意見

 二つの異なる憲見について、それれ理解できる点を実例を入れなが書いていきます。

▽総合化

 総合化は次のような形で書いていきます(「漫画はよいか悪いか」という憲見文の場合)。「確かに漫画はよいという意見もわかる。例えば……。しかし、漫画はよくないという意見も理解できる。例えば……。だが、いちばん大事なことは、漫画自体がよいか悪いかということではなく、漫画以外の読書をどれだけしているかということでは愈いだろうか」。
 総合化は、AとBの意見の単なる折衷案にならないように、別のより高い次元でまとめるように考えていくことが理想です。しかし、総合化の考え方は難しいので、小学生の場合は、構成がわかりやすく甕いてあれぱ十分です。

▼作文を書き終えたあとに

 時間、字数、誤字をチェックしましょう。誤字には、低・中学年で習った漢字の間違いが意外と多いものです。間違えた字は、実際に手で何度も書いて覚えておきましょう。

▼記述問題のコツ

 決められた字数で書き上ける練習をしましょう。内容は、ただ「私はAだと思う」と書くのではなく、「私はBではなくAだと思う」のように、対比をはっきりさせましょう。

▼作文のお手本!

   勉強の大切さと遊びの大切さ
 ぼくの父や母が子供のごろは、放課後毎目のように友達と遊んでいたそうだ。しかし、今は、小学生のころから習い事に行く人が多く、ぼくも友達と遊ぶ時間は限られている。公園などで遊んでいる子を見ても、たいていは低学年で、ぼくたちのような高学年の子はあまりいない。しかし、先日のニュースで、日本の子供たちは、勉強に対する意欲が低いと言っていた。

 確かに、勉強が大切だという考えはわかる。勉強することによって、いろいろなごとができるようになるからだ。祖父や祖母の時代は英語の勉強が制限されていた。今、ぼくたちが祖父母と同じように英語の勉強ができなかったとしたら、外国の人との交流もできなくなってしまうだろう。同じことは、理科や社会なだ、ほかの勉強についても言えるはずだ。

 しかし、遊びが大切だという考えもわかる。それは、遊びによって身につけるものもあるからだ。先日行った修学旅行は、名前は「修学」だったが、実際にそこで何かを勉強したという感じはなかった。しかし、修学旅行の思い出が友達とのまくら投げだったとしても、人間は、そこで何かを学んでいる。ぼくも、修学旅行て、早くねた人の鼻にとんがりコーンをつめて遊んだが、やはり、そこで何かを学んだような気がする。

 このように考えると、大事なのは、勉強と遊びとどちちが大事かということではないように思える。形はちがっても共通することは、その中で、自分白身が成長することだ。よく学びよく遊べという言葉は、言いかえると、よく成長せよということなのかもしれない。


▼中学受験でよく使う四つのテクニック

▽1、複数の実例と一般化

「私の○○」

(1)私の○○は……だ。(説明)
(2)この前、こんなことがあった。(実例)
(3)ずっと前、あん恋ことがあった。(実例)
(4)○○は、人間にとって……だ。(一般化)

▽2、二つの意見と複数の理由

「○○はよいか悪いか」

(1)○○はよいと思う。(意見)
(2)その理由は……だ。例えば……。(理由と実例)
(3)もう一つの理由は……だ。例えば……。(第二の理由と実例)
(4)確かに○○には……という悪い点もある。しかし、○○はよいと思う。(反対憲見への理解)

▽3、複数の意見と総合化

「○○のよい点悪い点」

(1)○○は……だ。(説明)
(2)確かに○○にはよい点がある。それは……。(意見と理由と実例)
(3)しかし、QQには悪い点もある。それは……。(もう一つの意見と理由と実例)
(4)だから大事なことは……である。(総合化)

▽4、一つの意見と複数の方法

「○○をどうしたらよいか」

(1)○○は……したらよいと思う。(意見)
(2)そのためには……だ。例えば……。(方法と実例)
(3)もう一つの方法は……だ。例えば……。(第二の方法と実例)
(4)確かに○○には……という面もある。しかし、○○は……したらよいと思う。(反対意見への理解)


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学年別作文感想文の書き方

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