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楽しくできる。暗唱の仕方  2009年7月29日  No.571
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 暗唱の仕方の絵の解説を作りました。

 暗唱の目的は、表現力をつけること、読解力をつけること、ものごとを丸ごと把握する力をつけること、です。

 ものごとを丸ごと把握する力というのは、記憶力とも記憶術とも違います。素直にものごとをありのままに受け入れる力です。これが将来の学力を形成します。

 毎日、長文を1ページ音読しよう。
 その週の課題を中心にするが、自分の好きなところでもよい。
 さらにできる人は、自分の好きな長文を暗唱しよう。
 1週間で300字暗唱する方法。
 1日目に読むのは4行100字ぐらい(小2までは5行ぐらい。以下同じ)
 2日目は、次の4行100字ぐらいを読む。
 3日目は、その次の4行100字ぐらいを読む。
 4日目は、12行300字ぐらいを全部通して読む。
 5日目も、6日目も、7日目も、12行を通して読む。
 1週間で12行300字が暗唱できるようになっている。
 1ヶ月で36行900字を読む方法。
 1週間目で、12行300字ぐらいを読む(小2までは15行300字ぐらい。以下同じ)。これはできそう。
 2週間目で、次の12行300字ぐらいを読む。これもできそう。
 3週間目で、その次の12行300字ぐらいを読む。これもできそう。
 4週間目で、36行900字ぐらいを通して読む。これはちょっと難しい。
 1ヶ月で900字を暗唱できたらすごい。
 4行100字ぐらいの区切りは、4行目に「。」があればそこまで。
 4行目に「。」がない場合は、前後の「。」で。
 4行目の前後に「。」がない場合は、「、」で区切ってもよい。
 暗唱する時間は、タイマーで10分間を計ってもよいが、
 暗唱の木を作って数える方法もある。
 暗唱の木の作り方は、まずA4ぐらいの紙を用意する(3枚は緑、1枚は赤だとなおよい)。
 3枚の緑の紙をこのように切る。
 その切り方は、まず二つに紙を折る。
 折り目の線の入ったところを切る。
 4つに分かれた最後の1枚をまた二つに折る。
 それをまた4つに折る。
 折り目の線の入ったところで切る。
 300字の暗唱の切り方は、このような形に切れていれば、できあがり。
 100字の暗唱用は、長い方の紙を縦に二つに折る。
 山折りの方を表にして、1センチぐらいに折っていく。
 15回ぐらいで全部折りたためる。
 100字を1回読むたびに1回ずつ開いていく。
 全部開いたら15回読んだことになる。これで約5分。
 続けて読みながら、今度は折りたたんでいく。
 全部折りたたんだら、30回読んだことになる。これで約10分。これを大枝と呼ぶ。
 3日間3本の大枝をY字型に組み合わせて暗唱の木を作る。
 4日目からは、300字暗唱用の小さい方の紙を折る。
 山折りを表にして1センチぐらいに折っていく。
 5回ぐらいで全部折りたためる。
 300字を1回読むたびに1回ずつ開いていく。
 全部開いたら5回読んだことになる。これで約5分。
 続けて読みながら、今度は折りたたんでいく。
 全部折りたたんだら、300字を10回読んだことになる。これで約10分。これを小枝と呼ぶ。
 4日間4本の小枝を、大枝の先にY字型にさす。
 1週間で暗唱の木が1本できる。
 コップにさして、置いておこう。(水は入れなくてよい)
 2週間で2本できる。
 3週間で3本できる。
 次は、A4ぐらいの赤い紙を縦に3等分に切る。
 その3等分の長さの正方形を9つ作る。
 折り目を入れると作りやすい。まず縦に大体3分の1に折る。
 三角に折りたたむ。
 裏返して、その三角を折りたたむ。
 さらに裏返して、三角を折りたたんでいく。
 次々に折り続ける。
 それを開くと、切り取り用の折り目ができている。
 900字暗唱用の切り方。
 900字の暗唱をしたら花を作る。まず、正方形を三角に折る。
 もう1回三角に折る。
 三角をふくらませる。
 裏の三角もふくらませてひし形にする。900字を1回読んだら、このへんまで作る。
 ひし形を狭く折りたたむ。
 裏も折りたたむ。900字を2回読んだら、このへんまで折る。
 上を丸く、はさみで切る。
 花の途中に横の折り目を作る。
 開くと花ができる。900字を3回読んだらここまで作る。これで約10分。
 9日間読むと9個の花ができる。
 暗唱の木の枝と枝の間にさすとできあがり。
 1ヶ月30日で、花の咲いた暗唱の木が3本できる。
 残った長い紙を二つに折る。
 それをまた三つに折る。
 細い長方形ができる。
 1回結ぶ。
 2回結ぶ。
 結んだところに3本の木をさしこむ。
 1ヶ月で900字の暗唱の木が完成。
 1週間ほどかざったら、長文のコピーと一緒にしてクリアファイルで記念の押し花にしよう。
 暗唱の木の見本(緑の紙だけで作ってある)。
 別の角度から見たところ。

 花の部分は、ツルや風船にしてノリなどでつけておいてもよい。
 ★ビデオは作成中。

233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
 
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