● 生き方の主題 —私は…生きたい—
象徴的な題名を自分の行き方に結びつけて書く練習です。 象徴的な題名とは、「窓」「風」「道」「空」「川」「ふれあい」「石ころ」などという題名のことです。 書き方は、「私は、窓のように開放的な人間になりたい」「私は、風のように、いつも変化を求めて生きていきたい」という形です。 生き方の主題で主題化したあと、展開部分は元の題名とは関係のない題材になってかまいません。しかし、結びのところでは、また元の題名のキーワードを入れてまとめるようにします。書き出しの部分にもひとこと題名のキーワードが入るのが普通です。できれば、書き出しは工夫していくとよいでしょう。
● 複数の方法一 —…の方法としては第一に—
生き方の主題や当為の主題の展開部分の書き方です。 複数の方法の考え方は、第一は人間的・心構え的・心理的方法、第二は社会的・政治的・経済的・教育的方法というように対比していくとバランスの取れたものになります。
例:(高齢者が過ごしやすい社会を作るべきだという意見について)第一の方法としては、高齢者にとって過ごしやすい社会は私たち自身にとっても過ごしやすい社会であると考えることだ。例えば……。
● 複数の方法二 —…の方法としては第二に—
生き方の主題や当為の主題の展開部分の書き方です。 複数の方法の考え方は、第一は人間的・心構え的・心理的方法、第二は社会的・政治的・経済的・教育的方法というように対比していくとバランスの取れたものになります。
例:(高齢者が過ごしやすい社会を作るべきだという意見について)第二の方法としては、高齢者が活躍できるようなバリアフリーの環境を作ることだ。例えば……。
● 体験実例 —自分らしい体験実例を書く—
方法を裏づける体験実例を書いてみましょう。
● ユーモア表現 —ユーモアのある表現(笑)—
読み手を笑わせるような表現を入れます。自分の失敗談を書いたり、物事を大袈裟に書いたりするとよいでしょう。
● 反対意見への理解 —確かにBもよいが、しかしAが—
四段落構成の結びの四段落目に、自分の意見とは反対の考えに対する理解を入れて書きます。 およそ意見というものは、どんなに正しいように見えても必ず反対の立場というものがあります。中学生や高校生のころはまだ視野が狭いので、自分が心から正しいと思っている意見を書くときは、反対意見を全面否定するような形になることが多いものです。 しかし、意見は一方的に書けば書くほど説得力を失う面があります。自分がどれほど正しいと思った意見でも、結びの段階で反対意見への理解に言及するようにすると、かえって説得力が増してきます。 反対理解を書くことは、意見文の鉄則です。 書き方で注意することは二つあります。 一つは、反対理解をじっくり書きすぎると、意見が分裂したような印象になることです。反対理解は必要最小限にとどめてさらりと書くことが必要です。 もう一つは、弱い反対理解を書いて済ませてしまう場合や、反対意見への理解ではなく反対事実の紹介で済ませてしまう場合があるということです。 例えば、弱い反対意見の理解の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにくだらない漫画を読みたくなる気持ちもわかるが……」というような書き方です。漫画がよいという積極的な意見への理解ではなく、消極的な意見への理解になっています。 反対事実の紹介の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにおもしろい漫画もあるが……」というような書き方です。 キーワードは、「確かに」ですが、ほかに「もちろん」「なるほど」「もっとも」なども考えられます。
● 名言の引用 —主題に合わせて名言を引用する —
https://www.mori7.com/ki/meigenn/print.php">名言集から主題に合う名言をさがして、引用します。
● 90分以内 —書き始めから書き終わりまで90分で—
長文を読む時間、構成メモを考える時間などは入れずに、書き始めから書き終わりまでを90分以内で書いていきます。時間のかかる人は、全体で90分とだけ考えずに、段落ごとに途中経過時間の目安を決めておきましょう。
https://www.mori7.com/mine/nae.php?yama=ra">ライラックの苗
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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