書く力をつけるためには、読む力をつけなければなりません。
読む力をつけるためには、難読の復読です。
しかし、難読の復読は形骸化しやすいので、音読という形で勉強します。
ところが、音読はスタートするときの敷居の高い勉強です。
そこで、言葉の森では聴読という方法を考えました。聴読とは、文章を耳で聴くことです。
毎日の音読では敷居が高くてなかなか継続してできない子でも、ただ聴くだけでしたら気楽に始められます。勉強というものは、最初のスタートさえスムーズに行けば、あとは楽に高いレベルまで進めていくことができます。物理学的に言うと、静止摩擦係数は高いのに、動摩擦係数は低いのです。聴読という形で読む勉強を何しろスタートしてしまえば、あとは、聴読をしつつ文章を目で追うことや、聴読に合わせて音読をすることも楽にできるようになります。。
話は変わりますが、この敷居の高さは、作文の勉強にも共通しています。
教室にときどき、作文が超のつくほど苦手という子が体験学習に来ます。年齢層はいろいろで小学校低学年から高校生まで、それぞれこれまでの人生で作文に苦しめられ続けてきた子です。
こういう子たちをどう指導したらいいのでしょうか。
「何でも自由に書いていいよ」というアドバイスでは、ほぼ絶対に書き出せません。これまで、先生や親など多くの人にそう指導されてきたはずです。それでも書けないからここに来ているわけです。
言葉の森では、こういう子たちにもほぼ100パーセント作文を書き出させることができます。その場面を実際に横で見ているお母さんは、これまで書けなかった子が、急に書き出すので本当に驚かれるようです。(通学の体験学習は父母も一緒に参観できます)
この方法は別の機会で述べますが、コツは静止摩擦係数を減らすということです。
さて、聴読によって読む勉強はスムーズに始めることができるようになりました。
しかし、そのあと更にもう一つの問題が出てきます。それは、聴読だけだと受け身の勉強なので、次第にだれてくるということです。つまり、勉強に取り組むときの意欲が低下してくるのです。スタートするときの敷居の低い勉強は、敷居の低さが逆に裏目に出て、生き生きと取り組む姿勢を続けにくいのです。
では、この意欲の低下にどう対処したらいいのでしょうか。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
コメント欄
コメントフォーム
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)
電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)●Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」