これは、ブログに書いた記事(四行詩)ですが、日本の現状を考えて、言葉の森のホームページにも載せます。
子供たちの教育を考える場合、その教育の土台となる社会を支える、政治、経済、文化もともに考える必要があります。
よりよい教育を目指すために、よりよい社会を作っていきましょう。
アメリカと中国という二つの超大国にはさまれている日本が、
その条件を不利にする戦略と、
有利にする戦略とがある。
その根本を考える。
不利にする戦略は、
日本人が米国派と中国派に分かれて、米中の代理戦争をすることだ。
単なる反米、単なる反中は、そうなるだろう。
日本人は、日本人どうし戦ってはならない。
二つの超大国のそれぞれの長所は、それぞれの短所だ。
アメリカの軍事力は、アメリカの強さであるとともに弱さである。
中国の人口は、中国の強さであるとともに弱さである。
日本は、ミニアメリカ、ミニ中国になろうとするな。
アメリカの軍事力は、平和な世界では単なる負担になる。
アメリカの弱点は平和だ。
中国の人口は、自由な世界ではその大きさが制約になる。
中国の弱点は自由だ。そして、アメリカにも中国にも貧富の差がある。
だから、日本は第二のアメリカになろうとして軍事力を強化するのではなく、
むしろ、平和で平等な国家を目指せ。
また、日本は第二の中国になろうとして移民で人口を増やすのではなく、
むしろ、粒ぞろいの国民で、自由と平等の国家を目指せ。
アメリカの国民は、次第に日本のような平和で平等な社会を目指すようになり、
中国の国民は、次第に日本のような自由と平等の社会を目指すようになる。
そのようにして、世界の国民が日本のような社会を目指すことが、
日本の国家戦略になる。
平和と自由と平等の世界の中で、
日本は、日本の文化を発展させるとともに、
アメリカのよい点と、中国のよい点に学び、
新しい世界の希望の国となれ。