構成図は、作文を書く前に、自分が考えついたことを全部並べてみるという方法です。
考える分野が未知のものであるほど、途中でいろいろな仮説が出てきます。どのような理由や方法や原因や対策があるかという仮説です。
ここでいくつかの仮説の候補が出てきたときに、Oリングテストを使えるのではないかというのが、今考えていることです。
以前、「パワーかフォースか」(デヴィッド・R・ホーキンズ著)という本を読み、アメリカにキネシオロジーという手法があることを知りました。
Oリングテストは、あるものが身体によいかどうかということを、筋肉の反応に聞くという手法です。ホーキンズのキネシオロジーは、これを身体だけではなく、社会現象にまで拡張したものです。
しかし、社会現象まで広げると、恣意的な要素が出てきます。現に、ホーキンズのキネシオロジーは、アメリカ文化の影響を強く受けています。つまり、アメリカ人の価値観や集合意識に、結果がかなり影響されているのです。
しかし、そういう限界を見きわめた範囲で使えば、これらの手法は、思考の無駄な遠回りを減らすことができるのではないかと思いました。つまり、間違った仮説で考えを深めることが少なくなるのではないかということです。
ところで、Oリングテストやキネシオロジーがなぜ可能なのかというこは、まだ立証されていません。Oリングテストは、米国で特許を取得するなどその効果は実証されていますが、仕組みは実はよくわかっていません。科学として考えるためには、物理的な因果関係が必要になりますが、物理的な媒体がまだ見つかっていないのです。
そこで、ここは発想を変えて、これらの手法を、科学の問題としてではなく、哲学と工学の問題として考えていけばよいのではないかと思います。つまり、理屈はまだわからないが、何しろ役立てばよいという考えです。
では、具体的にどうするかというと、あることを考えるために構成図を書いた場合、途中で仮説がいくつか出てきます。すると、それらをOリングテストやキネシオロジーでチェックします。そこで、いちばん妥当性が高いものを中心に考えを進めていくということです。
また、自分ではよい考えだと思っていても、Oリングテストやキネシオロジーなどでチェックをすると、それほどの結果が出ないことがあります。それは、まだ考えを深める余地があると見ることができます。
Oリングテストやキネシオロジーは、ひとりでものを考えるときのよい相談相手になるという感じで使っていけるのではないかと思います。
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