| 場所に応じた振る舞い |
| イチゴ | の | 谷 | の広場 |
| GO | / | うみ | 中2 |
| 一流ホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに、男女の一群がた |
| むろしているのは、どうしていいか分からない客がいると考え、ホテル側があ |
| らかじめそれ専門の「仕出し屋」に頼んで用意しておく場合が多いからである |
| 。ロビーを利用する客にランク最上位にある「待ち合わせ場所」としてふさわ |
| しい体験をしてもらう事は、ホテル側としても望ましい事であるのだ。そして |
| 、これにはちょっとした教育効果もある。 |
| 彼等があまり傍若無人な振る舞いに及ぶと、ボーイが近づいていって「周辺 |
| のお客様が迷惑をいたしますから」と、それとなく注意をするのだ。そうする |
| ことによって「周囲の客」の方が、「ははあ、ホテルのロビーであんな事をし |
| ては行けないんだな」と学び、そしてホテル側は学ぶ事を期待しているのであ |
| る。 |
| 家や友達といると「腹へったー」などと汚い言葉づかいになるが、知らない |
| 人の家などに行くと「どうもありがとうございました」「~なんですよ」と言 |
| 葉づかいが丁寧になる。私達は、場所にたいしての振る舞いが大切なのである |
| 。 |