| 一家団欒 |
| アジサイ | の | 泉 | の広場 |
| ホームズ | / | なか | 小5 |
| 今の世の中、親と子の会話が減ってきているという話を、よく耳に挟む。そ |
| こで、夕食は、一番一家がだんらんできる。食卓は、仕事帰りの父にとっては |
| まるでオアシスのようだ。子供にとっては、悩み事などを親に相談できる相談 |
| 所のような所。家ではほとんど一人でいる母は、話し相手がいる所。また、子 |
| 供がどのような学校生活をおくっているかも分かる。このように、夕食は一家 |
| にとって大切な時間なのだ。そこで、羽田野家の夕食の楽しいひとときをお話 |
| しよう。 |
| 僕のうちは、父が単身赴任で岡山に行っているため、家族全員で夕食を食べ |
| ることが少ない。そのため、父が帰ってきた時の食事は、大変豪華になる。ま |
| るで、高級ホテルの食堂に行っているようだ。(普段の食事が質素だからかな |
| ?)なかでも、僕が好きな料理は、「手巻き寿司」と「鍋物」だ。鍋物は、冬 |
| 季限定だが、中には、白菜、ネギ、しらたき、餅、鱈、白子、たまーにフグが |
| 入っている。 |
| 「野菜もしっかり食べやさい。」 |
| 「はーい。」 |
| という一般的な会話も、久しぶりの再会には飛び出さない。とはいっても、 |
| カニを食べる時みたいに無口になるわけでもない。 |
| 「さぁ、白子入れるぞ。」 |
| 「やったぁ~!!」 |
| といった感じで、美味しいものを食べる時には会話がたくさん飛び出す。だ |
| から、鍋物が大好きなのだ。手巻き寿司の方はというと、自分たちで楽しみな |
| がら作った寿司は、やっぱりとても美味しい。父と学校のことを話すことは、 |
| ほとんどないので、これからは、学校のことも話して行きたいと思う。 |
| 母に学校のことを話すのは、夕食の時が一番話しやすい気がする。母が、 |
| 「今日、学校どうだった?」 |
| とか、 |
| 「先生のお話は?」 |
| と、聞いてくるのだ。それをきっかけに、夕食を食べながら、母と学校のこ |
| となどを話し合うのだ。そのため、母は、僕の学校生活を少しは理解している |
| ようだ。夕食の時は、不思議と心が落ち着いて、自分から学校のことなどを話 |
| したくなってくる。母も、あきずに僕の話をきいてくれるので、僕にとっても |
| はなしがいがあるわけだ。 |
| 夕食の時間があることによって、家族にとっていい生活がおくれるとおもう |
| 。何故なら、朝食の時は忙しく、昼食の時は家族がバラバラ。そんな所に夕食 |
| があることによって、普段の生活のことについて会話ができるのだ。夕食とは |
| 、家族が一家団欒する所であり、とても必要な所であるかとがわかった。…… |
| ………さて、湯気が鍋から立ち上る中、4人の家族は楽しく美味しく食事をし |
| ているのであった。 |