| 大切な友だち |
| エンジュ | の | 川 | の広場 |
| 一休さん | / | わら | 小2 |
| 大切な友達 |
| 一休さん |
| 僕にはずっと大切にしている友達がいる。その人の名前は、はたかいりく |
| ん。幼稚園の年少の時からのからの友達だ。 |
| かいりくんは背が高く棒みたいだけど力は強い。足も速いしピアノもひく。 |
| そして何より僕が好きなところはやさしところだ。不思議なことに今までけん |
| かをしたことがないのだ。 |
| 冬休みの時かいりくんの家に遊びに行った。かいりくんが 、 |
| 「学校の友達もくるけどいいよね。」 |
| とニコニコ言った。僕は少し緊張した。そのうち友達がやって来た。なんと |
| 女の子が三人もいるではないか。僕は最近女の子とは話もしたことがないし、 |
| 遊んだことなどまるでないのだ。心臓がバクバクして 、 |
| 「どうすればいいんだー。」 |
| とあせってしまった。女の子たちは僕に次々に質問して 、 |
| 「どこの学校? どこにすんでいるの? 名前は?。」 |
| 僕は真っ赤になってかたまってしまった。するとかいりくんが、 |
| 「信彦くんは東京の学校まで電車で通っているんだよ。」 |
| と話してくれた。女の子たちは、 |
| 「すごーい、本当、すごいね。」 |
| と感激してくれたので、僕はいい気持ちになった。それからは幽霊ごっこを |
| して仲良く遊べた。これはかいりくんの一言のおかげだと後で思った。 |
| かいりくんは中学校はぎょうせいに入りたいといってくれている。僕はいっ |
| しょに通えることを今から楽しみにしている。早くその日がこないかなあ。い |
| つまでも友だちだよ、かいりくん。 |