先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
キャンプの朝
アジサイ の広場
イルカ あそむ 小5
 
 
 
 「ゴソゴソ、フアーーー、おはよう。」
 
 といって、テントのファスナーを開けました。
 
 「まぶしー。よく晴れてるじゃん。今日も、カヌーできるね。よかった。」
 
 そういってから、わたしせんようのイスにすわり、おかあさんに、
 
 「スープちょうだーい」
 
 「ちょっとまってー。今お湯沸かしてるからー」
 
 「はーい」
 
 といって、袋を開けて、カップに粉を入れました。
 
 「ほんときれいだよね。 太陽が。やっぱり山だよねぇ」
 
 「うん。本当にきれい。絵みたいだよ!」
 
 と、おかあさんも、カップにおゆをそそぎな
がらいいました。そして、スープをのんでおじやをたべながら、
 
 「ねぇねぇ、今日は、どこの川下るの?」
 
 「昨日と、同じ川だよ。あの、こわかったととこ。」
 
 「えーっ!やだよ-!」
 
 とわたしがいっても、くだらない分けは、ないので、しぶしぶいくことに
なりました。わたしがカヌーのいちばん前なのに。いちばんこわいところなの
に。ひとのきもちもしらないでさ。というきもちになります。
 
 でも、あのときのちよー-きれいだった、太陽を考えると、「いいや」とお
まいます。
 
 あの、たいようは、まるでオレンジみたいでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ