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創造について想像
イチゴ の広場
ホームズ なか 小6
 レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」、モーツァルトの数々の音楽。と
ても素晴らしい芸術だ。そして、アインシュタインは、空間が四次元であるこ
とをみちびきだした。この三人は、もとになっているものから素晴らしいなに
かを創り出す、「創造」ということをやっている。そのもとになるものを、今
までに人々のやったことのないような組み合わせを考えてじっさいにやってみ
るというのが「創造」である。創造は、だめでもともとという考えを持って、
挑戦してみることが大切なのである。コンピューターに、創造が出来るかとい
うと、無理だろう。何故なら、コンピューターは与えられたプログラムの通り
にしか働かないからだ。
 
 算数の公式一番初めにを考え出した人は、スゴイと思う。僕はこのことに、
一番「創造」というものが有ると思う。もとになるものから、いろいろな公式を
求め出している。たとえば、長方形は、たて×よこで面積が出る。しかし、直
方体の面積は、そこに高さがないといけない。たて×よこに、高さが加わるこ
とで、体積が求められる。公式はたて×よこ×高さになる。面積から、体積へ
――。元々創り出していた面積の求めかたから、体積が求められるといったよ
うに、創造というのは、算数の分野でも使われている。僕も経験しているが、
やはり学校では算数などは、習う順番に工夫がこなされている。例えばいまと
りあげたように、面積を求める公式が分かったら学年とともに勉強の内容が発
展していく。学校の授業で他にもとくに創造というものを使っているのが、理
科の時間だ。算数と同じように、数々の科学者が進歩発展させたことを学校で
習っている。
 
 これも学校でも話だが、社会の時間に、少子化問題が出てきた。
 
 「何故そういったことが起こっているんでしょうか?」
 
 担任の及川先生が訪ねる。僕は手を上げた。「羽田野君」と、及川先生が僕
を指された。
 
 「塾などの、教育費が高く、三人も四人もの子供を産むと、お金がかかるか
らだと思います。」
 
 「そうなのよねぇ。だから先生は、こういうふうにしたら良いと思うんです
けど…」
 
 及川先生のおっしゃったご意見はこうだった。―――最近の塾は、まるで、
お金がある人だけが教育を受ける権利があるといったような感じで、塾にはと
てもお金がかかる。だから、「勉強をしたい!!」と思う子のためなら、国が国
民の税金からそのためのお金を少し出して、援助してあげてはどうだろうか―
――というような及川先生のご意見だった。つまり僕が言いたいのは、決まっ
た考え方に左右されずにすると、自然に「創造」というものは出来てくる、と
いうことだ。
 
 「失敗は成功の元」ということわざがあるように、創造は「しょせんだめも
とだぁ~」という考えを少しもってやった方が良いかもしれない。ただし、あ
まりにもやけくそになるのはだめ!!創造というのは、知能が有り、挑戦する度
胸がある人間にだからこそ出来る、とても高度な技術であることが分かった。
また、創造という技術を使わないということは、まるで人間らしくないという
こともわかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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