これからの日本 |
アジサイ | の | 峰 | の広場 |
由樹子 | / | あるさ | 高2 |
今までの日本というのは、欧米の歩いてきたレ-ルを進むだけで先進国に追 |
い付く事ができた。しかし、日本が欧米と並んで世界の先端をいっている今日 |
では、それが通用しなくなってきた。今、日本は先進国の宿命すなわち自らの |
行く先を自らの創意工夫で切り開かねばならなくなったのだ。私達はもっと創 |
造力を養うべきだ。 |
その為には、まず第一に与えられた知識だけを使うのではなく、自分達の創 |
造力を使って物を作る能力を養うべきである。例えば、技術家庭などの宿題に |
、よく作品の提出があるが、あれは、ほとんどの場合、自分で何か物を考える |
のではなく、順番などを先生に教えていただいて、ひたすらその事をやるだけ |
である。実際、多くの手芸店などでも、そのまま順番通りにやれば作れるとい |
うものがたくさん出回っている。このような事をいつまでもやっていたら自分 |
のオリジナルの物が作れなくなってしまう。 |
第二には、現在の教育を改めるべきである。今の教育方法は、ほとんどの場 |
合、筆者の言っていたように教師の黒板に書いて説明した事を、ノ-トに写し |
てそれをテストまでに覚えているかどうかで成績が決まってしまう。このよう |
な授業では覚えた物の先のことへは発展しない。 |
私が通っている学校では、外国語の勉強を主にやっている。その為、多くの |
外国人の先生がいる。日本人の先生も国際人ばかりだ。そのせいか、生徒の鋭 |
い質問にも的確な説明をしてくれる。もし、分からない場合は次の時間までに |
徹底的に調べてきてくれる。授業には、レポート提出も多いため、自分の興味 |
がある事についての知識を豊富にしてくれて、なおかつそれについての疑問を |
自分なりに考えさせる。このような授業こそ、自分達の興味を高め、創造力を |
高めるのではないか? |
確かに、このような教育も知識という土台がないと、無駄になってしまう。 |
だが、この知識を発展させなければ先には進めない。「未来には、一人でできる |
未来と、自分で作る未来がある。」この言葉のように、日本は、自分の国を自 |
分達の手で作っていかなければならないのである。 |