| 集団の成り立ち |
| ウグイス | の | 道 | の広場 |
| 啓介 | ／ | いおり | 高1 |
| 集団一つ一つには必ず一人ずつ裏切者そして犠牲者がいる。 |
| 集団とは、最初みな生き生きと活気に満ちているが、少しでも何かが起きる |
| と最初活気に満ちていた人達は急に争い始め出し集団が乱れ始めていく。そし |
| て集団の中の一人が裏切者がいると指定し、そこで始めて犠牲者が出てくる。 |
| そしてその犠牲者がキリスト教となっている。このキリスト教が「裏切者」と |
| いうものを発明したことによってはじめて人間は、自己完結する対人関係とい |
| う者を知ったのだと思う。しかしそういう裏切り者や犠牲者を生み出し続けて |
| いくまでは何も変わることはないのだと思う。 |
| それには、まず確実な情報を得ていくべきだと思う。そして集団内の疑いや |
| 混乱をおさえていくことが大切なことだと思う。しかし裏切者が集団内だけと |
| は限らない中には外にも裏切者つまり敵が存在しているかも知れない。こうい |
| うことを見ていると人間集団というのは非常に弱いものだ。だからこの人間集 |
| 団の弱さを強くしていくことも大事なのではないか。それには人間の一人一人 |
| が強くなっていくことなのではないかと思う。 |
| 誰かしらこういう経験をしたことがある人がいるだろう。部活の中で一人の |
| 人がずーーーっと休んでいると思っていたらいつのまにか部活自体を辞めてい |
| たりすると今まで一緒に頑張ってきた仲間なのに「つまらない」などといわれる |
| と腹が立ってしょうがない。怒っているうちに部活を辞めた本人に話し掛けら |
| れても裏切られたという感情が残りつい無視したくなってしまう。そして部活 |
| 内では「あいつは裏切り者だ」とかいっていじめたりしてしまう。こういうこと |
| でいじめなどのものが生まれてくるのだと思う。 |
| 言うまでもなく、集団が自己完結を目指すのは集団が衰弱し始めている証拠 |
| である。だから僕たちもいじめなどのことなくしていき一人一人が強くなって |
| いくべきである。 |