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偉大なる自然の美
アジサイ の広場
Lisa あいす 高1
 美には二種類ある。自然の美と人間が作り出した人工の美。自然の美とは、
花や木などを指し、人工の美とは美術の時間で教えられる、西洋美術史のセザ
ンヌのような絵をさす。本来の美、最も美しい美とは、人工の美ではなく、自
然の美なのだ。たくさんの絵画展、美術館などには、ルネサンス時代のレオナ
ルド・ダ・ヴィンチなどの絵が誇らしげにかざられている。もちろんこれらは
美しい。しかし、あくまで人間が作り出した美であり、人間が作り出した美の
中で評価をうけたものにすぎない。しかし、自然の美は、人間には計り知れな
い美を秘めているのだ。もっとこの自然の美を人間は評価し、注目すべきであ
る。
 
 自然の美は、身近で感じられる。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵を鑑賞しよ
うと思えば、はるばるヨーロッパまで出かけていかなければならない。たとえ
日本にある美術館で特別展示会があったとしても、長い長い行列にならばなけ
ればならない。しかし、自然の美は近くの公園に行けばすぐに体験することが
できる。キャンプなどに出かければ、自然の美しさ、立派さをいやというほど
感じる事が出来る。私の家の近くに大きな舞岡公園がある。ここの公園はブラ
ンコ、滑り台などは無い。その変わり田んぼがあり、森がある。とても大きな
公園だ。この公園には人工的に作り出したものは少ない。昔ながらの家が作ら
れているので、全く人工で作られた美がないとはいえないが。たまに暇な時近
くの公園に散歩しにいくといいだろう。自然の美は飽きる事が無い。奥深いも
のだ。
 
 また、小さい頃から自然の美に触れさせることが必要だ。幼稚園、または小
学校などで田植えの経験ができるようなシステムにしたり、散策をしたり、畑
を作ったり。これらの経験は自然を身近なものとして、子供の頭に植え付ける
ことができるだろう。自然はあまりにも大きくて、急に自然にとけこめといわ
れても戸惑ってしまう。しかし、心の柔軟な子供のうちに、自然に慣れさせて
おけば大人になるにつれて自然の美をよりよく理解することが可能になるだろ
う。
 
 確かに、人間が作り出したようなセザンヌの絵もすばらしい。才能のある人
でなければあのような絵は描く事ができない。しかし、最も美しい美、枯れて
いる姿も、風雪に耐えている姿も、台風の後の戦い抜いた後の姿も、全てが美
しく感じられる自然の美とは偉大なるものなのだ。誰の周りにもある自然の美
、世界中のひとが存分の満喫してほしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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