整頓第一 |
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さくらももこさんの家では、先生が家庭訪問に来ると言うので、母親がももこ |
さんの部屋の整理をした。外見は、とてもきれいだったが、数々の小物が机の |
引き出しの中にあり、引き出しの中はぐちゃぐちゃだった。先生が来て、外見 |
はきれいだと言ったが、机の引き出しを開けて吹き出した。 |
僕も休日に、母が仕事に行っている時に部屋の片づけをしている。机の上は |
すぐに片付くが、中が問題。引き出しの中を片づけるのは、面倒くさい。はっ |
きり言って、机を開けただけでも嫌になる。自分から見ると、引き出しの中以 |
外はかなりきれいだと思うのだが、中がきたない。しかし外見がきれいでも、 |
中身が悪いと駄目なのだ。実際のところ、二週間に一度は部屋の整理整頓をし |
ている僕だが、机の中までやっている事は少ない。そのため、これからは机の |
中もしっかり片づけようと思う僕であった。 |
中身が悪いといけないと言う意味で、母からこんな話を聞いた。 |
「いいかい。例え、外見はとてもきれいな顔の人がいたとする。でも、その |
人の心がとっても醜かったら、それはあまりいい事ではないのよ。」 |
僕は、父の姿を思い浮かべた。父のおでこは広い。そんな父は、おでこが広 |
いかもしれないが、心も広い(かもしれない)。つまり父は、外見はとっても |
ハンサム!!……というわけではないが、こころはしっかり(?)している。そ |
んなわけで、人は外見ではなく、整理と同じように見えないところが大切なの |
である。 |
「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」ということわざがあるが、「三週間で、引 |
き出しぐちゃぐちゃ」という、似たようなことわざを作った。意味は、整理整 |
頓をした、一週間後、机の回りがきたなくなる。二週間後、机の上がきたなく |
なる。そして三週間目に引き出しの中が汚くなる。というように、じわじわと |
部屋はきたなくなってくる。そのため、日頃、こつこつ整理をするのが大切だ |
という事。人間にとって整理とは、快く生活するために、絶対に必要なもので |
ある。しかし実際やるのは難しく「言うは易し行なうは難し」で、人間の一生 |
の課題でもあるのだ。 |