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肉を食べること |
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の広場
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舞 |
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あおき |
高2 |
ヨーロッパで肉が日常的に食べられているのは、それらが育つのに充分な飼料が存在し、それが育つ気候条件だからである。又、日本において水稲の栽培が |
発達しているのも、同様である。 |
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もちろん日本にも、食用の牛や鶏を飼育し、産業として発達しているところがある。しかし、確かにそこでも牛や鶏が育つための飼料の大部分が輸入によ |
って賄われているのだ。 |
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それは、作者の言うように飼料となる為の原料が日本で調達出来ないからだ。それ故、日本での飼育は、不経済であると考えざるを得ないだろう。しかし |
、ヨーロッパ等の国々は違う。畜産物が、食用にならない草のようなもので育っている……というのだ。だからこそ、肉は高価なものだという概念は持つべ |
きではないのかもしれない。 |
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しかし、最近の日本人の思考は少し変わってきている様に思える。いや、“肉は高価なものだ”という、根本的思想に相違はない。しかし、食に対する考 |
えが随分軽んじられた様に思われるのだ。確かに、現在では食生活が多様化し、食べたいものでもすぐに手に入れられる様になった。輸出入も発達し、外国 |
のものも簡単に口にする事が出来る。しかし、重大な落とし穴がここにあったのだ。簡単に食べられるからこそ、何処でも何時でも食べられるものと勘違い |
していると思うのだ。実際、肉に対しても、またイカや海老などの海に生息する生物に対しても、欲しいと思えばすぐに、好きならば毎日でもそれを食する |
という。それは、多いに結構な事かもしれない。しかし、その約三分の一を日本が消費しているとしたら、どうであろうか?それは、食物だけでなく、紙な |
どの日常品にも言えることである。 |
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他国には、それを簡単に作るだけの風土があるかもしれない。だから、それらを生産することは決して不経済ではないのだろう。ましてや、日本の様にそ |
れに対して沢山輸入すればかえって利益があると、喜ぶかもしれない。しかし、この狭い国、日本でその大半を消費しているものもあることを考えると、そ |
れに甘んずる訳にはいかない気がする。いや、むしろ真剣に取り組むべき課題だと思う。というのは、最近TVで日本人の消費の激しさからその生物が絶滅 |
の危機に陥っているものもある……と聞いたからである。後世の贅沢品が“虫”にならないためにも、我々は食に対する認識をしっかりとし、それぞれの気 |
候にあった伝統ある食品の栽培を行うべきである。 |
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