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情報を使いこなす アジサイ の広場
Lisa あいす 高1

 情報イコール知識ではないことは、確かだ。現代、情報が重要視され、森首相もIT革命についてはなにかあるごとに、とりたてて重視している。ゆえに
、大量な情報を蓄えていることが、知識の豊富な人と勘違いしている人も少なくはないだろう。しかし、あくまでも情報は知識を向上させるための道具であ り、知識と同レベルではない。現代は、インターネットの時代であるがゆえに、情報を収集することはそう困難なことではない。だが情報が蓄積していくだ けでは、物事が発展していかない。情報を上手く使いこなし、考える力をつけることによって、初めて情報が重要なものになるのだ。今までは情報を収集す ることに力をいれてきた。しかし、情報が簡単に、大量に手に入るようになった今、情報をうまく使いこなし知識に結び付けていくことを、さらに注目する べきなのだ。  

 そのためには、筆者が言っているように、本を読むことが大切だ。本は、創造力を身につけてくれる。本によって身についた創造力によって、情報、経験
をもとに考えを発展させ、それによって得られた知識を共有し、文化を築いていく。ようするに、たんなる物知りになるより、本を読むことによって教養を 深めることが大切なのだ。考える力を最も必要とする国語の先生は、いつも「本を読みなさい」というだろう。このことからも分かるように、本は本でしか 得ることのできない、考える力を与えてくれるのである。  

 また、記憶力を試すような学校の試験の形式を変える必要がある。学校のテストは、はっきりいって覚えたものがちのように思える。一夜漬けですまして
いる友達がいるように、理屈よりも覚えればいいものなのだ。ようするに、学校での教育は、考える力をつけさすことよりも、情報を頭の中に蓄積させるこ とに重点をおいているのだ。考える力は、試験で良い悪いをはかれるものではないが、これからの時代には欠かせないのもなのだ。  

 確かに、情報がなければ知識を深めることはできない。情報そのものが価値あるものとなるときもある。しかし、これから日本が不景気を乗り越えて、日
本独自の経済を作り上げていくためには、情報をどう使いこなすかということが、重要なのだ。アメリカは、情報の量が日本より多いだろう。アメリカに勝 るものをつくりあげていくためには、日本人ならではの考えを、上手く発展させることが、最も効果的な方法であるように思う。「郷に入っては郷に従え」 、日本人なのだから、日本人ならではの考え方で情報を上手く使いこなせるようになるべきだ。  

 
                                                 
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