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小6 |
助産婦さん1「生まれましたよ、元気な男の子です。」 |
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助産婦さん2「かわいいですね。天使みたい。」 |
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母「天使みたい?そうねぇ。じゃあ、[天使]って名付けようかしら。」 |
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こんな出産の風景があったら、嫌だなぁと思う。名前とは、一生付いてまわるものなのに、適当に付けるのはちょっと…と思う。(僕の名前が、天使じゃ |
なくて良かった。) |
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僕の名前は、「将平(しょうへい)」と言う。この名前は、両親が考えてくれたものである。「将」は大将のように強く、「平」は平和を愛するように育 |
って欲しいと言うのが名前の由来である。そして今僕は、名前に込められた願いに出来るだけ沿って、発育中でござる。「しょうへい」というと、「翔平」 |
という漢字で、未来に飛翔して欲しいと言う願いが込められている字が多い。僕は、大将のように強くと言う所が気に入っている。平和を愛するというのも |
好きである。この名前を付けてくれた両親に感謝。 |
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「野口英世」明治時代、世界でたくさんの人々が知った名である。英世は、母親に「清作」と名付けられた。英世と改名したのには、こんな理由がある。 |
英世は、研究所で実験がさせてもらえないことから、酒に溺れたことがある。そんなときに読んだ本に、清作と言う名の主人公が、酒に溺れて駄目人間にな |
ってしまうという本だった。という訳で、お世話になった小林先生に名前を変えてもらったのだ。 |
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名前は、一生その人に付いてまわるものだ。だから、安易な名前を付けるわけにはいかない。僕はふと思った。だったら、ペットにもちゃんとした名前を |
付けてあげなければ…。名前とは、人間にとって一生付いてまわるものであり、いろいろなねがいが込められている物であるのだ。 |
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