先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
子供の疑問 アジサイ の広場
由希子 あとえ 中1

 小さい子供って「なんでー」「これはどうしてー」という風に疑問をよく投げかけてくる。それは好奇心旺盛で何でも疑問に思うからではないのかな?と
思う。  

 質問されたら答えなければいけない。だから、始めの方は可愛らしい質問やなとおもって優しく教えてあげるのだけれど、あんまりしつこく聞くので終わ
りの方には「うっとうしい」って怒ってしまうことがある。その子には全然悪気もないし、別に困らせようとしているのでもない。なのに怒ってしまうのは 、なんだか変だと思う。  

 母から、私にもそういう時期があってとても困ったという話を聞いたことがある。母がものをいうたびに、「なんでー」「どしてー」と言葉がおぼつかな
いのにきいたらしい。やっぱり母も、始めはすっごく可愛かったけどだんだんうっとうしくなっていったといっていた。なんかそんな話を聞くと悪かったな と思ってしまう。  

 子供のささやかな質問に答えるとき、難しいこととかいーっぱいつけて教えてあげる。科学的なことで教えると、それだけたくさんの知識がえられるから
いいと思う。  

 「水の中と水の外だとなんでまがってみえるん?」と聞かれた時に、「水の中と水の外とでは屈折率がちがうからだよ」って科学的に答える。屈折率なん
て今の私でも意味がわからないのに小さい子供が分かるはずがない。理解する前に、「屈折率って何?」って新しい質問がでてきてしまうと思う。だから、 「屈折率って言うのはな…」って答えるとまた新しい質問がでてきてしまう。それじゃあきりがない。知識が付くと思って難しいことをわざわざ教えたのに 、違う質問にかわってしまったら教えた意味が全然ない。  

 科学的に答えるのではなくて物語り風(作り話)に答える人もいると思う。
 

 「水の中と水の外だとなんで曲がって見えるん?」って質問されたとする。「それはな、お水のいたずらだからだよ。」ってわかりきった作り話で答える
。そしたら、子供でもよく分かるしなんかおもしろい。それに「いたずら」だったら納得しやすいし次の質問だって出にくいと思う。小さいときは科学的な むずかしいことは知らなくていいと思う。そのかわり、「あれ?」っておもう事は大切だと思う。だから作り話でもいいと思う。  

 確かに、科学的な事は大切だと思う。だけど、それは小さい時にではなくてそれが理解できるような年になってから、教えたらいいと思う。小さいときは
作り話でもいいから「あれ?」って思わせとけばいいと思う。何でも不思議に思うことが大切だから。                                            
ホームページ